「コーカス・レース」の歌詞 NOVELS

その鳥とりが隠かくれてしか鳴なけないのは
聞きこえないふりされるのが怖こわいから
共感きょうかんされない孤独こどくを恐おそれたとき
飛とぶことさえやめたの でも

優やさしくなれたのかな 歩あるいたその間あいだに
誰だれもがきっと別べつの場所ばしょを目指めざす中なかで

あのウサギが聞きこえないふりしているのは
自分じぶんの見みえ方かたを知しるのが怖こわいから
見みえない傷きずの在あり処どころが痛いたむときは
その両目りょうめを赤あかくして泣ないていたでしょう

優やさしくなれたのかな 逃もげながらも いつしか
誰だれもがきっと別べつの場所ばしょを目指めざす中なかで

飛とべないまま赤あかい目めを拭ぬぐいながら
コーカス・レース
僕ぼくらまだその途中とちゅう きっと 君きみもそこに

答こたえも勝敗しょうはいも無ないのに乾かわいてゆく涙なみだと
振ふり返かえることはできても進すすむしかない世界せかい