「水のないプール」の歌詞 SKE48

教室きょうしつの窓まどから
水みずのないプールを
眺ながめてた
あの夏なつの陽射ひざしや
アブラゼミ 思おもい出だす

はしゃいでいた友ともの笑わらい声ごえ
遠とおくに聴きこえてくるよ
水みずしぶきあげてた青春せいしゅんは
真まっ赤かな夕陽ゆうひの手前てまえで
影かげになる

人ひとはみな不器用ぶきようで
泳およぎ方かたを忘わすれる
喜よろこびや悲かなしみに
足あしがつかずに
溺おぼれそうで…

銀杏ぎんなんの落葉おちばたち
コンクリのプールの
底そこを埋うめ
次つぎの夏なつ 来くるまで
水面すいめんを待まっている

色いろが褪あせた肌はだの日焼ひやけは
余計よけいに寂さみしくなるね
思おもい出ではいつも消きえて行いき
新あらたな記憶きおくが生うまれて
重かさなるよ

じたばたと足あしがつり
鼻はなに水みずが入はいって
苦くるしみにむせながら
泳およげるように
なってゆくよ

どれだけの水みずを抜ぬき
また入いれるのだろう？
いつの日ひか
プールの底そこが
浅あさく 感かんじるのか？

人ひとはみな不器用ぶきようで
泳およぎ方かたを忘わすれる
喜よろこびや悲かなしみに
足あしがつかずに
溺おぼれそうで…