「明日の行方」の歌詞 SMILE

線路沿せんろぞいに咲さく
名なも知しれない
花はなになって
風かぜに吹ふかれたい
格子戸こうしどを抜ぬけて
走はしり廻まわる
風かぜになって
花はなびらを舞まわせたい
明日あすの行方ゆくえなど
怖こわがらないままの
花はなになりたい
つむじ風かぜになりたい
広ひろげたノートの
白しろいページで今日きょうも
取とり返かえしのつかない
過あやまちをひとつ犯おかして
あてがわれた場所ばしょで
芽めを吹ふいてる
ホチキスで止とめられた
ぼくの笑顔えがおは
どう見みても許ゆるされない
リボンで結むすばれた
包つつみの中なかで
行ゆき場ばのない今日きょうが
揺ゆれ動うごくけど
何時いつかまた雨あめが降ふり
地面じめんは固かたまると
胸むねの中なか
思おもっているよ
国々くにぐにを結むすぶ
青あおく深ふかい
海うみになって
雲くもを写うつしたい
大空おおぞらを飾かざる
鯨くじらのような
雲くもになって
海うみを渡わたりたい
明日あすの行方ゆくえなど
怖こわがらないままの
海うみになりたい
雲くもになりたい

岩場いわばの影かげで
知しらぬ振ふりをきめても
導火線どうかせんに火ひのついた
約束やくそくがすぐに迫せまって
胸むねの歯車はぐるまが
油切あぶらぎれで鳴ないてる
ブルドーザーのぼくは
過あやまちをひとつ
またひとつ 積つみ上あげる
頂上ちょうじょうの見みえない
白しろい階段かいだんの
手てすりを伝つたわって
駆かけ上あがるけど
何時いつの日ひか種たねが落おち
緑みどりが広ひろがると
今いまも信しんじて
生いきているよ
線路沿せんろぞいに咲さく
名なも知しれない
花はなになって
風かぜに吹ふかれたい
格子戸こうしどを抜ぬけて
走はしり廻まわる
風かぜになって
花はなびらを舞まわせたい
明日あすの行方ゆくえなど
気きにしないままの
花はなになりたい
つむじ風かぜになりたい
海うみになりたい
雲くもになりたい