「彼女が魔女になった理由」の歌詞 Sound Horizon
2010/6/16 リリース- 文字サイズ
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この楽曲へのみんなの気持ち
坊やメル 光ひかりを知しらないアナタは
視力しりょくという その概念自体がいねんじたい 解わからなかった
坊やメル 背中せなかに抱だきつきアナタは
「おかあさん。ひかり、あったかいね」と 無邪気むじゃきに笑わらった
嗚呼ああ ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい
アナタを産うんだのは 私わたしです 私わたしです 罪深つみぶかい <<私わたし>> です……
母ははにして姉あねであり、断罪者だんざいしゃにして贖罪者しょくざいしゃであった。
Therese von Ludowing の知しられざる物語ものがたり……。
森もりに移うつり住すみ 讀罪しょくざいの日々ひびを
薬草集やくそうあつめて 煎せんじてみたり
神かみに祈いのっても 届とどきはしないし
罪つみを抱だきしめて 祈いのれやしない
せめてあの子この為ために 出来得できうる限かぎりの全すべてを
遣やりもしないで 唯ただ 嘆なげいて等などいられないわ
__傷きずを癒いやし、病やまいを治なおし
時ときには冬ふゆに傾かたむきかけた赤子あかごをも取とり上あげた、森もりに住すむ賢かしこい女おんなの噂うわさは、
何刻いつしか千里せんりを駈かけ廻めぐり、皮肉ひにくな運命うんめいを導みちびく事こととなる……。
その夜よる、駈かけ込こんで来きたのは お忍しのびの候妃こうひで
月つきの無ない闇やみの中なかを 希望きぼうの灯ひかりを信しんじ
髪かみを振ふり乱みだす 母ははを奔はしらせたのは 訳わけありの候女こうじょで
抱だきしめた腕うでの中なかで もう息いきをしていなかった
その幼子おさなごを託たくして 妃ひは泣なき崩くずれた……
救すくわれる命いのちがあれば、奪うばわれる命いのちがある。
それを因果応報いんがおうほうと切きり捨すてても良よいのだろうか……。
とても不思議ふしぎな出来事できごとによって 息子むすこは光ひかりを手てに入いれたけど
それが果はたして幸福しあわせなことだったのか 今いまとなっては善よく判わからない……
一度いちどは冬ふゆに抱だかれた 愛いとしい可愛かわいい私わたしの坊ぼうや
生いきて春はるの陽射ひざしの中なかで 笑わらって欲ほしいと願ねがった母ははの
想おもいも今いまや 唯ただ 虚むなしく 束つかの間まの陽光ひかりさえ
戯たわむれに 奪うばわれてしまった
観みよ 嗚呼ああ この喜劇きげきを ならば私わたしは 世界せかいを呪のろう本物ほんものの <<魔女まじょ>> に……
__そして、【第七の喜劇】は繰り返され続けるだろう……
視力しりょくという その概念自体がいねんじたい 解わからなかった
坊やメル 背中せなかに抱だきつきアナタは
「おかあさん。ひかり、あったかいね」と 無邪気むじゃきに笑わらった
嗚呼ああ ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい
アナタを産うんだのは 私わたしです 私わたしです 罪深つみぶかい <<私わたし>> です……
母ははにして姉あねであり、断罪者だんざいしゃにして贖罪者しょくざいしゃであった。
Therese von Ludowing の知しられざる物語ものがたり……。
森もりに移うつり住すみ 讀罪しょくざいの日々ひびを
薬草集やくそうあつめて 煎せんじてみたり
神かみに祈いのっても 届とどきはしないし
罪つみを抱だきしめて 祈いのれやしない
せめてあの子この為ために 出来得できうる限かぎりの全すべてを
遣やりもしないで 唯ただ 嘆なげいて等などいられないわ
__傷きずを癒いやし、病やまいを治なおし
時ときには冬ふゆに傾かたむきかけた赤子あかごをも取とり上あげた、森もりに住すむ賢かしこい女おんなの噂うわさは、
何刻いつしか千里せんりを駈かけ廻めぐり、皮肉ひにくな運命うんめいを導みちびく事こととなる……。
その夜よる、駈かけ込こんで来きたのは お忍しのびの候妃こうひで
月つきの無ない闇やみの中なかを 希望きぼうの灯ひかりを信しんじ
髪かみを振ふり乱みだす 母ははを奔はしらせたのは 訳わけありの候女こうじょで
抱だきしめた腕うでの中なかで もう息いきをしていなかった
その幼子おさなごを託たくして 妃ひは泣なき崩くずれた……
救すくわれる命いのちがあれば、奪うばわれる命いのちがある。
それを因果応報いんがおうほうと切きり捨すてても良よいのだろうか……。
とても不思議ふしぎな出来事できごとによって 息子むすこは光ひかりを手てに入いれたけど
それが果はたして幸福しあわせなことだったのか 今いまとなっては善よく判わからない……
一度いちどは冬ふゆに抱だかれた 愛いとしい可愛かわいい私わたしの坊ぼうや
生いきて春はるの陽射ひざしの中なかで 笑わらって欲ほしいと願ねがった母ははの
想おもいも今いまや 唯ただ 虚むなしく 束つかの間まの陽光ひかりさえ
戯たわむれに 奪うばわれてしまった
観みよ 嗚呼ああ この喜劇きげきを ならば私わたしは 世界せかいを呪のろう本物ほんものの <<魔女まじょ>> に……
__そして、【第七の喜劇】は繰り返され続けるだろう……