「星屑の革紐」の歌詞 Sound Horizon
2006/11/22 リリース- 文字サイズ
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この楽曲へのみんなの気持ち
「こん0502ちわサリュ、はじめましてアシアペ!」
差さし出だした手てを――
嗚呼ああ...可愛い私のお姫様エトワール 小ちいさな指ゆびで懸命0502握けんめいににぎり返かえしてくる
あなたの歩あゆむ道程みちのりが 輝かがやくよう0502に『星エトワール』と……
ある雨あめの朝あさ...いつものよう0502少女にしょうじょが目めを覚さますと...
寝具ベッドの横0502よこには優やさしい父親ちちおや...そして大おおきな黒くろい犬いぬが居いた...
雨あめの匂におい...くすぐったい頬ほほ...どこか懐なつかしい温ぬくもり...
小ちいさな姉あねと大おおきな妹いもうと...二人ふたりと一匹いっぴき...家族かぞくとなった特別とくべつな朝あさ……
嗚呼ああ...私わたしは星ほしを知しらない 遠過とおすぎる光ひかりは届とどかないから...
嗚呼ああ...僅わずかな視力しりょくでさえも 何いずれ失うしなうと告つげられている...
ごめんなさい...お母さん...この名前...
どうしても好き0502なんてなれないよ...
嗚呼ああ...ごめんなさい……
勇気ゆうきを出だして――
嗚呼ああ...Pleutプルーと屋外そとへ出でたけど 歩あるく速度そくどが抑違そもそもちがうから...
嗚呼ああ...暗闇0502沈くらやみにしずむ世界せかいでは ちょっとした段差だんさでも転ころんでしまう...
ごめんなさい...父さん...この両眼...
どうしても好き0502なんてなれないよ...
嗚呼ああ...ごめんなさい……
細ほそい革紐はねじゃ――
心こころまでは繋つなげないよ...愛犬プルーが傍0502そばにいたけど...私わたしは孤独ひとりだった……
別々0502育べつべつにそだった者ものが...解わかり合あうのは難むずかしい...
ましてや人ひとと犬いぬの間あいだであれば...尚更なおさらの事ことである...
それからの二人ふたりは...何なにをする0502にも何時いつも一緒いっしょだった...
まるで...空白くうはくの時間ときを埋うめようとするかのよう0502に...
姉あねは甲斐甲斐かいがいしく妹いもうとの世話せわを焼やき...妹いもうとは姉あねを助たすけよく従したがった...
父ちちの不自由ふじゆうな腕うでの代かわり0502になろうと...何事なにごとも懸命0502けんめいに...
其それは...雨水あまみずが大地0502染だいちにしむ込こむよう0502にしなやか0502に...
根雪ねゆきの下したで春はるを待まつよう0502に...小ちいさな花はなを咲さかせるよう0502に...
急0502吹きゅうにふいた突風0502手ラバルにてを取とられ...革紐はねを離はなしたけど...
もう何なにも怖こわくなかった...『見えない絆ほしくずのあな』で繋つながっていたから...
弱よわい姉あねだ――
それでも嗚呼ああ...ありがとうね...妹プルーが傍0502そばにいたから...
私わたしは何処どこへだって往ゆけた……
大好だいすきだよ...妹プルーが傍0502そばにいたから...私わたしは強つよくなれた……
星空0502抱ほしぞらにだかれて夢ゆめを見みた...あなたが産うまれてきた朝あさの追憶ゆめを...
銀色0502輝ぎんいろにかがやく夢ゆめの中なか...零こぼれた砂すなが巻まき戻もどる幻想ゆめを...
嗚呼ああ...何なんの為0502遣ためにやって来きたのか...最期0502判さいごにわかって良よかった――
忘わすれないよ...君きみと歩あるいた...暗闇0502煌くらやみにきらめく世界せかいを...
いつだって...嗚呼ああ...人生せいは星屑ほしくずの...輝かがやきの中0502在なかにあることを……
祈いのりの星ほしが降ふり注そそぐ夜よる → 黒犬プルーは静しずか0502息にいきを引ひき取とった...
悼いたみの雨あめが降ふり注そそぐ朝あさ → 冷つめたくなった彼女かのじょの腹はらから取とり出だされたのは
光ひかりを抱いだいた小ちいさな温ぬくもり → 黒銀こくぎんの毛並けなみを持もつ仔犬こいぬだった →
――そして《物語ロマン》の翼つばさは地平線ちへいせんを軽々かるがると飛とび越こえるだろう
やがて懐なつかしくも 美うつくしき あの《荒野こうや》を駈かけ廻めぐる為0502ために……
差さし出だした手てを――
嗚呼ああ...可愛い私のお姫様エトワール 小ちいさな指ゆびで懸命0502握けんめいににぎり返かえしてくる
あなたの歩あゆむ道程みちのりが 輝かがやくよう0502に『星エトワール』と……
ある雨あめの朝あさ...いつものよう0502少女にしょうじょが目めを覚さますと...
寝具ベッドの横0502よこには優やさしい父親ちちおや...そして大おおきな黒くろい犬いぬが居いた...
雨あめの匂におい...くすぐったい頬ほほ...どこか懐なつかしい温ぬくもり...
小ちいさな姉あねと大おおきな妹いもうと...二人ふたりと一匹いっぴき...家族かぞくとなった特別とくべつな朝あさ……
嗚呼ああ...私わたしは星ほしを知しらない 遠過とおすぎる光ひかりは届とどかないから...
嗚呼ああ...僅わずかな視力しりょくでさえも 何いずれ失うしなうと告つげられている...
ごめんなさい...お母さん...この名前...
どうしても好き0502なんてなれないよ...
嗚呼ああ...ごめんなさい……
勇気ゆうきを出だして――
嗚呼ああ...Pleutプルーと屋外そとへ出でたけど 歩あるく速度そくどが抑違そもそもちがうから...
嗚呼ああ...暗闇0502沈くらやみにしずむ世界せかいでは ちょっとした段差だんさでも転ころんでしまう...
ごめんなさい...父さん...この両眼...
どうしても好き0502なんてなれないよ...
嗚呼ああ...ごめんなさい……
細ほそい革紐はねじゃ――
心こころまでは繋つなげないよ...愛犬プルーが傍0502そばにいたけど...私わたしは孤独ひとりだった……
別々0502育べつべつにそだった者ものが...解わかり合あうのは難むずかしい...
ましてや人ひとと犬いぬの間あいだであれば...尚更なおさらの事ことである...
それからの二人ふたりは...何なにをする0502にも何時いつも一緒いっしょだった...
まるで...空白くうはくの時間ときを埋うめようとするかのよう0502に...
姉あねは甲斐甲斐かいがいしく妹いもうとの世話せわを焼やき...妹いもうとは姉あねを助たすけよく従したがった...
父ちちの不自由ふじゆうな腕うでの代かわり0502になろうと...何事なにごとも懸命0502けんめいに...
其それは...雨水あまみずが大地0502染だいちにしむ込こむよう0502にしなやか0502に...
根雪ねゆきの下したで春はるを待まつよう0502に...小ちいさな花はなを咲さかせるよう0502に...
急0502吹きゅうにふいた突風0502手ラバルにてを取とられ...革紐はねを離はなしたけど...
もう何なにも怖こわくなかった...『見えない絆ほしくずのあな』で繋つながっていたから...
弱よわい姉あねだ――
それでも嗚呼ああ...ありがとうね...妹プルーが傍0502そばにいたから...
私わたしは何処どこへだって往ゆけた……
大好だいすきだよ...妹プルーが傍0502そばにいたから...私わたしは強つよくなれた……
星空0502抱ほしぞらにだかれて夢ゆめを見みた...あなたが産うまれてきた朝あさの追憶ゆめを...
銀色0502輝ぎんいろにかがやく夢ゆめの中なか...零こぼれた砂すなが巻まき戻もどる幻想ゆめを...
嗚呼ああ...何なんの為0502遣ためにやって来きたのか...最期0502判さいごにわかって良よかった――
忘わすれないよ...君きみと歩あるいた...暗闇0502煌くらやみにきらめく世界せかいを...
いつだって...嗚呼ああ...人生せいは星屑ほしくずの...輝かがやきの中0502在なかにあることを……
祈いのりの星ほしが降ふり注そそぐ夜よる → 黒犬プルーは静しずか0502息にいきを引ひき取とった...
悼いたみの雨あめが降ふり注そそぐ朝あさ → 冷つめたくなった彼女かのじょの腹はらから取とり出だされたのは
光ひかりを抱いだいた小ちいさな温ぬくもり → 黒銀こくぎんの毛並けなみを持もつ仔犬こいぬだった →
――そして《物語ロマン》の翼つばさは地平線ちへいせんを軽々かるがると飛とび越こえるだろう
やがて懐なつかしくも 美うつくしき あの《荒野こうや》を駈かけ廻めぐる為0502ために……