「死せる者達の物語」の歌詞 -Ιστορια- Sound Horizon
2008/9/3 リリース- 文字サイズ
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この楽曲へのみんなの気持ち
旅人たびびとよ お前まえの背せには 黒くろき闇やみ 死しが纏まとう
残のこされた 季節きせつも知しらず 風かぜよ 何処いずこへと吹ふくのか?
一方その頃――
東方防衛同盟に参加したアルカディア軍は
女王アレクサンドラ率いる女傑部隊と戦端を開いていた
運命うんめいよ お前まえの手てには 白しろき糸いと 音ねに揺ゆられ
紡つむがれた 所以ゆえんも知しらず 我われは 何故なにゆえに征ゆくのか?
一方その頃――
尚も戦火は世界を駈け廻り
翻弄される者達 それぞれの季節が過ぎてゆく
嗚於おお...懐かしき故郷よアルカディア
遥はるけき面影おもかげ あの稜線りょうせんは 今いまも燃もえている
秋あきが廻めぐれば 兄妹イミス また双ふたり 憶おもい出だすのでしょう
夕陽ゆうひに潜ひそむ闇やみが 今いまも 紅あかく胸むねを抉えぐる
嗚呼ああ...茜空そらよ 人間ひとは何なにに従したがうべきで 何なにを探さがすべきなのか?
背中せなかで聴きいていた鼓動リズモス 今いまでも憶おぼえてる旋律メロス
よく似にた星ほしを抱だいてる 君きみを何時いつも傍そばに感かんじてる
「さよなら」言いってないだろ(もの) また僕ぼくら(二人ふたり)は出逢であえるから
何処どこかで双星ほしを見みてる 君きみを現在いまも傍そばに感かんじてる
泣なき虫むしだった兄アゼルフォス 少年が剣を取るならば
お転婆てんばだった妹アゼルフィー 少女は楯を取るのだろうか?
廻る廻る 運命の回転木馬
物語は幾つかの地平を廻り続ける……
手てを伸のばし掴つかんだ筈はずの宝石ほうせきは 掌てのひらから零こぼれ落おちるものばかり
奪うばい合あい 憎にくみ合あい 血ちを流ながし続つづけるのか 戦いくさに明あけ暮くれる世界せかいよ
我等われらは今いま 何なにと戦たたかうべきで 何なにを守まもるべきか
嗚呼ああ...星空そらよ 人間ひとは何なにを畏おそれるべきで 何なにを愛あいすべきなのか?
滅ほろびへ向むかう光ひかりよ 全すべての死しすべき者達ものたちよ
嗚於おお...同胞ともよ 人間ひとは何なにを育はぐくむべきで 何なにを遺のこすべきなのか?
いずれ歴史れきしは語かたるだろう【死しせる者達ものたちの物語ものがたり】を……
残のこされた 季節きせつも知しらず 風かぜよ 何処いずこへと吹ふくのか?
一方その頃――
東方防衛同盟に参加したアルカディア軍は
女王アレクサンドラ率いる女傑部隊と戦端を開いていた
運命うんめいよ お前まえの手てには 白しろき糸いと 音ねに揺ゆられ
紡つむがれた 所以ゆえんも知しらず 我われは 何故なにゆえに征ゆくのか?
一方その頃――
尚も戦火は世界を駈け廻り
翻弄される者達 それぞれの季節が過ぎてゆく
嗚於おお...懐かしき故郷よアルカディア
遥はるけき面影おもかげ あの稜線りょうせんは 今いまも燃もえている
秋あきが廻めぐれば 兄妹イミス また双ふたり 憶おもい出だすのでしょう
夕陽ゆうひに潜ひそむ闇やみが 今いまも 紅あかく胸むねを抉えぐる
嗚呼ああ...茜空そらよ 人間ひとは何なにに従したがうべきで 何なにを探さがすべきなのか?
背中せなかで聴きいていた鼓動リズモス 今いまでも憶おぼえてる旋律メロス
よく似にた星ほしを抱だいてる 君きみを何時いつも傍そばに感かんじてる
「さよなら」言いってないだろ(もの) また僕ぼくら(二人ふたり)は出逢であえるから
何処どこかで双星ほしを見みてる 君きみを現在いまも傍そばに感かんじてる
泣なき虫むしだった兄アゼルフォス 少年が剣を取るならば
お転婆てんばだった妹アゼルフィー 少女は楯を取るのだろうか?
廻る廻る 運命の回転木馬
物語は幾つかの地平を廻り続ける……
手てを伸のばし掴つかんだ筈はずの宝石ほうせきは 掌てのひらから零こぼれ落おちるものばかり
奪うばい合あい 憎にくみ合あい 血ちを流ながし続つづけるのか 戦いくさに明あけ暮くれる世界せかいよ
我等われらは今いま 何なにと戦たたかうべきで 何なにを守まもるべきか
嗚呼ああ...星空そらよ 人間ひとは何なにを畏おそれるべきで 何なにを愛あいすべきなのか?
滅ほろびへ向むかう光ひかりよ 全すべての死しすべき者達ものたちよ
嗚於おお...同胞ともよ 人間ひとは何なにを育はぐくむべきで 何なにを遺のこすべきなのか?
いずれ歴史れきしは語かたるだろう【死しせる者達ものたちの物語ものがたり】を……