「見えざる腕」の歌詞 Sound Horizon
2006/11/22 リリース- 文字サイズ
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この楽曲へのみんなの気持ち
眠ねむれぬ宵よいは路地裏ろじうらの淫みだらな牝猫シャットに八やつ当あたりして...
嗚呼ああ...見みえざるその腕うでで首くびを絞しめる...
《夢幻影ファントム ド レヴ》壊こわれゆく自我エゴの痛いたみ...
狂くるえぬ酔よいは屋根裏やねうらの小ちいさな居城シャトーを転ころげ回まわる...
嗚呼ああ...見みえざるその腕うでの灼やける痛いたみ...
《幻肢痛ファントム ド ルー》安酒やすざけを浴あびて眠ねむる...
黄昏たそがれに染そまる古ふるき獣けものの森もり...戦場せんじょうで出逢であった二人ふたりの男おとこ...
金髪きんぱつの騎士ローラン...赤髪せきはつの騎士ローラン...
争あらそいは廻めぐり...屍しかばねを積つみ上あげる...
加害者かがいしゃは誰だれで...被害者ひがいしゃは誰だれか?
斜陽しゃようの影かげに刃やいばは緋黒あかぐろく煌きらめいて――
片腕かたうでと共ともに奪1001うばわれた彼の人生サビ
仕事しごとは干ほされ恋人こいびとは出でていった...
何なにもかも喪うしなった奪1001うばわれた最低さいていな人生ラビ
不意ふいに襲おそう痛いたみに怯おびえる暮くらし……
「大抵の場合ユークスファ...貴方あなたはうなされ殴なぐるから...
私わたしは...此この侭ままじゃ何いずれ死しんでしまう1001わ...
さよならオールボワール...貴方あなたを誰だれより愛あいしてる...
それでも...お腹なかの子この良よい父親ペールには成なれない1001わ……」
葡萄酒ドゥ バイン...発泡葡萄酒ドゥ シャンパーニュ...蒸留葡萄酒ド ル ドゥ ビ...
嗚呼ああ...眠りひの森もりの静寂せいじゃくを切きり裂さき...また奴やつが現あらわれる――
馬うまを駆かる姿すがた...正まさに 悪夢あくむ ...赤あかい髪かみを振ふり乱みだして...振ふるう死神しにがみの鎌かま...
首くびを刈かる姿すがた...正まさに 風車ふうしゃ ...緋あかい花はなが咲さき乱みだれて...奮ふるう精神せいしんの針はり...
闇やみを軽かるるく纏まとった――
夢ゆめから醒さめた現実げんじつは 其それでも尚なおも悪夢ゆめの中なか
故ゆえに...其その後ごの彼かれの人生じんせいは 酒さけと狂気きょうき...廻めぐる痛いたみの中なか
左ひだりの頬ほほに十字傷じゅうじきず 赤あかく燃もえる髪かみの鳶色とびいろの瞳め
奴やつを...殺ころせと腕うでが疼うずくのだ 『見みえざる腕うで』が疼うずくのだ……
誰だれが加害者かがいしゃで...誰だれが被害者ひがいしゃだ...死神しにがみを捜さがし葬ほうむろう……
騎士シュバリエは再ふたたび馬うまに跨またがり...時ときは黙もくした世界せかいを移うつろう――
異国いこくの酒場さかばで再ふたたび出逢であった二人ふたりの男ローラン...
隻眼へきがんにして隻腕へきわん 泥酔状態アルちゅうにして陶酔状態ヤクちゅう...
嗚呼ああ...かつての蛮勇ばんゆう 見みる影かげも無なく……
不意ふいに飛とび出だした 男おとこの手てには黒き剣エピ ノワール
周囲しゅういに飛とび散ちった液体サン まるで葡萄酒ピノ ノワール
刺さしながら...供ともされた手向たむけの花はなの名ノーム――「こんばん1001ボンソワール」
抜ぬきながら...灯ともされた詩うたの名な――「さようならオー ルボワール」
崩くずれ落おちた男おとこの名なはLaurantローラン...走はしり去さった男おとこの名なはLaurencinローランサン...
もう一人ひとりのLaurantローランは...唯ただ...呆然ぼうぜんと立たち尽つくしたまま……
誰だれが加害者かがいしゃで...誰だれが被害者ひがいしゃだ...犠牲者ぎせいしゃばかりが増ふえてゆく...
廻まわるよ...廻まわる...憎にくしみの風車ふうしゃが...躍おどるよ...躍おどる...焔ほのおのように...
嗚呼ああ...柱はしらの陰かげには...少年しょうねんの影かげが...鳶色とびいろの瞳なかで...見みつめていた……
復讐劇ふくしゅうげきの舞台ぶたいを降おろされ...男おとこは考かんがえはじめる...
残のこされた腕うで...残のこされた人生じんせい...見みえざるその意味いみを――
杯さかずきを満みたした葡萄酒ぶどうしゅ...その味1001あじわいが胸むねに沁しみた……
嗚呼ああ...見みえざるその腕うでで首くびを絞しめる...
《夢幻影ファントム ド レヴ》壊こわれゆく自我エゴの痛いたみ...
狂くるえぬ酔よいは屋根裏やねうらの小ちいさな居城シャトーを転ころげ回まわる...
嗚呼ああ...見みえざるその腕うでの灼やける痛いたみ...
《幻肢痛ファントム ド ルー》安酒やすざけを浴あびて眠ねむる...
黄昏たそがれに染そまる古ふるき獣けものの森もり...戦場せんじょうで出逢であった二人ふたりの男おとこ...
金髪きんぱつの騎士ローラン...赤髪せきはつの騎士ローラン...
争あらそいは廻めぐり...屍しかばねを積つみ上あげる...
加害者かがいしゃは誰だれで...被害者ひがいしゃは誰だれか?
斜陽しゃようの影かげに刃やいばは緋黒あかぐろく煌きらめいて――
片腕かたうでと共ともに奪1001うばわれた彼の人生サビ
仕事しごとは干ほされ恋人こいびとは出でていった...
何なにもかも喪うしなった奪1001うばわれた最低さいていな人生ラビ
不意ふいに襲おそう痛いたみに怯おびえる暮くらし……
「大抵の場合ユークスファ...貴方あなたはうなされ殴なぐるから...
私わたしは...此この侭ままじゃ何いずれ死しんでしまう1001わ...
さよならオールボワール...貴方あなたを誰だれより愛あいしてる...
それでも...お腹なかの子この良よい父親ペールには成なれない1001わ……」
葡萄酒ドゥ バイン...発泡葡萄酒ドゥ シャンパーニュ...蒸留葡萄酒ド ル ドゥ ビ...
嗚呼ああ...眠りひの森もりの静寂せいじゃくを切きり裂さき...また奴やつが現あらわれる――
馬うまを駆かる姿すがた...正まさに 悪夢あくむ ...赤あかい髪かみを振ふり乱みだして...振ふるう死神しにがみの鎌かま...
首くびを刈かる姿すがた...正まさに 風車ふうしゃ ...緋あかい花はなが咲さき乱みだれて...奮ふるう精神せいしんの針はり...
闇やみを軽かるるく纏まとった――
夢ゆめから醒さめた現実げんじつは 其それでも尚なおも悪夢ゆめの中なか
故ゆえに...其その後ごの彼かれの人生じんせいは 酒さけと狂気きょうき...廻めぐる痛いたみの中なか
左ひだりの頬ほほに十字傷じゅうじきず 赤あかく燃もえる髪かみの鳶色とびいろの瞳め
奴やつを...殺ころせと腕うでが疼うずくのだ 『見みえざる腕うで』が疼うずくのだ……
誰だれが加害者かがいしゃで...誰だれが被害者ひがいしゃだ...死神しにがみを捜さがし葬ほうむろう……
騎士シュバリエは再ふたたび馬うまに跨またがり...時ときは黙もくした世界せかいを移うつろう――
異国いこくの酒場さかばで再ふたたび出逢であった二人ふたりの男ローラン...
隻眼へきがんにして隻腕へきわん 泥酔状態アルちゅうにして陶酔状態ヤクちゅう...
嗚呼ああ...かつての蛮勇ばんゆう 見みる影かげも無なく……
不意ふいに飛とび出だした 男おとこの手てには黒き剣エピ ノワール
周囲しゅういに飛とび散ちった液体サン まるで葡萄酒ピノ ノワール
刺さしながら...供ともされた手向たむけの花はなの名ノーム――「こんばん1001ボンソワール」
抜ぬきながら...灯ともされた詩うたの名な――「さようならオー ルボワール」
崩くずれ落おちた男おとこの名なはLaurantローラン...走はしり去さった男おとこの名なはLaurencinローランサン...
もう一人ひとりのLaurantローランは...唯ただ...呆然ぼうぜんと立たち尽つくしたまま……
誰だれが加害者かがいしゃで...誰だれが被害者ひがいしゃだ...犠牲者ぎせいしゃばかりが増ふえてゆく...
廻まわるよ...廻まわる...憎にくしみの風車ふうしゃが...躍おどるよ...躍おどる...焔ほのおのように...
嗚呼ああ...柱はしらの陰かげには...少年しょうねんの影かげが...鳶色とびいろの瞳なかで...見みつめていた……
復讐劇ふくしゅうげきの舞台ぶたいを降おろされ...男おとこは考かんがえはじめる...
残のこされた腕うで...残のこされた人生じんせい...見みえざるその意味いみを――
杯さかずきを満みたした葡萄酒ぶどうしゅ...その味1001あじわいが胸むねに沁しみた……