「魔法使いサラバント」の歌詞 Sound Horizon
2004/10/27 リリース- 文字サイズ
- よみがな
この楽曲へのみんなの気持ち
昔むかしあるところに 恋人こいびとを亡なくしたひとりの魔法使まほうつかいがいた
彼かれが求もとめたのは 死者ししゃを甦よみがえらせる禁断きんだんの秘法ひほう
領分りょうぶんを侵おかす者ものに降ふりかかるのは 厄災やくさいのみと識しりながら
何故人なにゆえひとは求もとめるのか? 人智じんちを超こえた魔神まじんの力ちからを…
吹ふき荒すさぶ風かぜは砂すなを巻まき上あげて
若わかい旅人たびびとの行ゆく手てを阻はばむ
旅たびの道連みちづれは一頭いっとうの駱駝らくだ
砂丘おかを乗のり越こえて街まちへと向むかう…
「魔法まほうのランプが欲ほしくはないか?」
胡散臭うさんくさい髭ひげの男おとこが囁ささやいた
薄暗うすぐらい路地裏ろじうらでの駆かけ引ひき
彼かれは男おとこが持もち出だした条件じょうけんを飲のんだ…
ランプを擦こすると魔神まじんが現あらわれ 3みっつの願ねがいを叶かなえてくれると言ゆう
願ねがい事ごとを1ひとつ譲ゆずるという条件じょうけんで 彼かれはその在処ありかを聞きき出だした
そのランプは 南西なんせいにある洞窟どうくつに封印ふういんされているという
片足かたあしが悪わるいという男おとこの代かわりに 彼かれは穴あなの中なかへと降おりた…
砂漠さばくの下したには 大おおきな空洞くうどう
冷つめたい空気くうきが 背筋せすじを掠かすめる
洞窟どうくつの奥おくには 妖あやしい祭壇さいだん
黄金おうごんのランプと 古ふるびた絨毯じゅうたん
ランプを手てに取とると 洞窟どうくつが崩くずれた
「ランプを早はやくこっちへよこせ!」男おとこが叫さけんだ…
暗くらい闇やみの中なか 懐なつかしい声こえを聴きく
暖あたたかな光ひかり 愛いとしい声こえを聴きく
「貴方あなたはまだこっちへ来きてはいけないわ
遣やり残のこしたことがきっとあるはず…」
暗くらい闇やみの中なか 懐なつかしい声こえが言ゆう
暖あたたかな光ひかり 愛いとしい声こえが言ゆう
「失うしなわれたモノの為ために願ねがうより
今目いまめの前まえにあるモノを見みつめて…」
目醒めざめれば砂すなが巻まき上あがる 砂丘おかの上うえで抱だかれていた
黒髪くろかみの美うつくしい少女しょうじょ 泣なきながら微笑ほほえんでいた
「古いにしえの罪つみと罰ばつの輪舞曲ロンド ランプに閉とじ込こめられていた
愚おろかな私わたしを出だしてくれた御主人様マスター
さぁ願ねがいをどうぞ 叶かなえましょう」
3みっつの願ねがい全すべて叶かなえたら少女しょうじょは再ふたたび
唯冷ただつめたい砂すなの下したで幾千いくせんの孤独こどくに震ふるえる…
そして彼かれは願ねがった…
吹ふき荒すさぶ風かぜは砂すなを巻まき上あげて
若わかい旅人たびびとの行ゆく手てを阻はばむ
旅たびの道連みちづれは二頭にとうの駱駝らくだ
長ながい黒髪くろかみの少女しょうじょが一人ひとり…
彼かれが求もとめたのは 死者ししゃを甦よみがえらせる禁断きんだんの秘法ひほう
領分りょうぶんを侵おかす者ものに降ふりかかるのは 厄災やくさいのみと識しりながら
何故人なにゆえひとは求もとめるのか? 人智じんちを超こえた魔神まじんの力ちからを…
吹ふき荒すさぶ風かぜは砂すなを巻まき上あげて
若わかい旅人たびびとの行ゆく手てを阻はばむ
旅たびの道連みちづれは一頭いっとうの駱駝らくだ
砂丘おかを乗のり越こえて街まちへと向むかう…
「魔法まほうのランプが欲ほしくはないか?」
胡散臭うさんくさい髭ひげの男おとこが囁ささやいた
薄暗うすぐらい路地裏ろじうらでの駆かけ引ひき
彼かれは男おとこが持もち出だした条件じょうけんを飲のんだ…
ランプを擦こすると魔神まじんが現あらわれ 3みっつの願ねがいを叶かなえてくれると言ゆう
願ねがい事ごとを1ひとつ譲ゆずるという条件じょうけんで 彼かれはその在処ありかを聞きき出だした
そのランプは 南西なんせいにある洞窟どうくつに封印ふういんされているという
片足かたあしが悪わるいという男おとこの代かわりに 彼かれは穴あなの中なかへと降おりた…
砂漠さばくの下したには 大おおきな空洞くうどう
冷つめたい空気くうきが 背筋せすじを掠かすめる
洞窟どうくつの奥おくには 妖あやしい祭壇さいだん
黄金おうごんのランプと 古ふるびた絨毯じゅうたん
ランプを手てに取とると 洞窟どうくつが崩くずれた
「ランプを早はやくこっちへよこせ!」男おとこが叫さけんだ…
暗くらい闇やみの中なか 懐なつかしい声こえを聴きく
暖あたたかな光ひかり 愛いとしい声こえを聴きく
「貴方あなたはまだこっちへ来きてはいけないわ
遣やり残のこしたことがきっとあるはず…」
暗くらい闇やみの中なか 懐なつかしい声こえが言ゆう
暖あたたかな光ひかり 愛いとしい声こえが言ゆう
「失うしなわれたモノの為ために願ねがうより
今目いまめの前まえにあるモノを見みつめて…」
目醒めざめれば砂すなが巻まき上あがる 砂丘おかの上うえで抱だかれていた
黒髪くろかみの美うつくしい少女しょうじょ 泣なきながら微笑ほほえんでいた
「古いにしえの罪つみと罰ばつの輪舞曲ロンド ランプに閉とじ込こめられていた
愚おろかな私わたしを出だしてくれた御主人様マスター
さぁ願ねがいをどうぞ 叶かなえましょう」
3みっつの願ねがい全すべて叶かなえたら少女しょうじょは再ふたたび
唯冷ただつめたい砂すなの下したで幾千いくせんの孤独こどくに震ふるえる…
そして彼かれは願ねがった…
吹ふき荒すさぶ風かぜは砂すなを巻まき上あげて
若わかい旅人たびびとの行ゆく手てを阻はばむ
旅たびの道連みちづれは二頭にとうの駱駝らくだ
長ながい黒髪くろかみの少女しょうじょが一人ひとり…