「Ark」の歌詞 Sound Horizon
2005/4/13 リリース- 文字サイズ
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この楽曲へのみんなの気持ち
「――箱庭はこにわを騙かたる檻おりの中なかで 禁断きんだんの海馬きかんに手てを加くわえて
驕おごれる無能むのうな創造神かみにでも成なった心算つもりなの……」
(崩壊ほうかい 其それは孕はらみ続つづけた季節きせつ 二月にがつの雪ゆきの日ひ 『妹ソロル』の記憶ゆめ
「我々われわれを楽園らくえんへ導みちびける箱舟はこぶねは 哀あわれなる魂たましいを大地だいちから解とき放はなつ
救すくいを求もとめる貴女あなたにArkを与あたえよう」
《Arkと呼ばれた物それ》は月光げっこうを受うけて銀色ぎんいろに煌きらめいた...
想おもい出でまで裏切うらぎった 冷つめたい言葉ことばの雨あめ
幸しあわせだった二人ふたり 永遠とわに届とどかなくなる前まえに...
「ねぇ…何故変なぜかわってしまったの? あんなにも愛あいし合あっていたのに」
涙なみだを微笑ほほえみに換かえ詰つめ寄よる 《Arkと呼ばれた物ナイフ》を握にぎって...
――愛憎あいぞうの『箱舟アーク』
(因果いんが 其それは手繰たぐり寄よせた糸いと 六月ろくがつの雨あめの日ひ 『兄フラーテル』の記憶ゆめ
信しんじてたその人ひとに裏切うらぎられた少女しょうじょ
逃にげ込こんだ楽園らくえんは信仰しんこうという狂気きょうき
新あたらしい世界せかいへと羽はばたける自己暗示じこあんじ
澄すみ渡わたる覚醒かくせいは進行しんこうという凶器きょうき
最期さいごの瞬間ときに廻めぐった 歪いびつな愛あいの記憶きおく
脆弱ぜいじゃくな精神こころが堪たえきれず あの日嘘ひうそを吐ついた...
律りっすれば律りっする程堕ほどおちる 赦ゆるされぬ想おもいに灼やかれながら
まぐわう傷きずは深ふかく甘あまく 破滅はめつへ誘いざなう...
――背徳はいとくの『箱舟アーク』
被験体#1096ひけんたいワンオーナインティーシックス 通称つうしょう『妹ソロル』同おなじく
被験体#1076ひけんたいワンオーセブンティーシックス 通称つうしょう『兄フラーテル』を殺害さつがい
<症例番号12ケースナンバートウェルブ>
過剰投影型依存かじょうとうえいがたいぞんにおける袋小路ふくろこうじの模型モデル
即すなわち《虚妄型箱舟依存症候群アーク》
限かぎりなく同一どういつに近ちかづける 追憶ついおくは狂気きょうきにも似にた幻想げんそう
求もとめる儘ままに唇くちびるを奪うばい合あい 少すこしずつ楽園らくえんを追おわれてゆく
同おなじ心的外傷重トラウマかさねれば響ひびき合あう けれどそれ以上いじょうには...
「――箱庭はこにわを騙かたる檻おりの中なかで 禁断きんだんの海馬きかんに手てを加くわえて
驕おごれる無能むのうな創造神かみにでも 成なった心算つもりなの?」か...
在ありし日ひに咲さかせた花弁はなびらは 暗闇くらやみに散ちり逝ゆくように凛りんと
少女しょうじょの声色こわいろで囁ささやく「楽園らくえんへ還かえりましょう」...
監視卿ウォッチャーは天てんを仰あおぎ深ふかい溜息ためいきを吐つく
失うしなった筈はずの『左手の薬指ばしょ』が虚むなしく疼うずいた
――ふと彼かれが監視鏡モニターの向むこうへ視線しせんを戻もどすと
嗚呼ああ...いつの間まにか少女しょうじょの背後はいごには『仮面かめんの男おとこ』が立たっていた――
驕おごれる無能むのうな創造神かみにでも成なった心算つもりなの……」
(崩壊ほうかい 其それは孕はらみ続つづけた季節きせつ 二月にがつの雪ゆきの日ひ 『妹ソロル』の記憶ゆめ
「我々われわれを楽園らくえんへ導みちびける箱舟はこぶねは 哀あわれなる魂たましいを大地だいちから解とき放はなつ
救すくいを求もとめる貴女あなたにArkを与あたえよう」
《Arkと呼ばれた物それ》は月光げっこうを受うけて銀色ぎんいろに煌きらめいた...
想おもい出でまで裏切うらぎった 冷つめたい言葉ことばの雨あめ
幸しあわせだった二人ふたり 永遠とわに届とどかなくなる前まえに...
「ねぇ…何故変なぜかわってしまったの? あんなにも愛あいし合あっていたのに」
涙なみだを微笑ほほえみに換かえ詰つめ寄よる 《Arkと呼ばれた物ナイフ》を握にぎって...
――愛憎あいぞうの『箱舟アーク』
(因果いんが 其それは手繰たぐり寄よせた糸いと 六月ろくがつの雨あめの日ひ 『兄フラーテル』の記憶ゆめ
信しんじてたその人ひとに裏切うらぎられた少女しょうじょ
逃にげ込こんだ楽園らくえんは信仰しんこうという狂気きょうき
新あたらしい世界せかいへと羽はばたける自己暗示じこあんじ
澄すみ渡わたる覚醒かくせいは進行しんこうという凶器きょうき
最期さいごの瞬間ときに廻めぐった 歪いびつな愛あいの記憶きおく
脆弱ぜいじゃくな精神こころが堪たえきれず あの日嘘ひうそを吐ついた...
律りっすれば律りっする程堕ほどおちる 赦ゆるされぬ想おもいに灼やかれながら
まぐわう傷きずは深ふかく甘あまく 破滅はめつへ誘いざなう...
――背徳はいとくの『箱舟アーク』
被験体#1096ひけんたいワンオーナインティーシックス 通称つうしょう『妹ソロル』同おなじく
被験体#1076ひけんたいワンオーセブンティーシックス 通称つうしょう『兄フラーテル』を殺害さつがい
<症例番号12ケースナンバートウェルブ>
過剰投影型依存かじょうとうえいがたいぞんにおける袋小路ふくろこうじの模型モデル
即すなわち《虚妄型箱舟依存症候群アーク》
限かぎりなく同一どういつに近ちかづける 追憶ついおくは狂気きょうきにも似にた幻想げんそう
求もとめる儘ままに唇くちびるを奪うばい合あい 少すこしずつ楽園らくえんを追おわれてゆく
同おなじ心的外傷重トラウマかさねれば響ひびき合あう けれどそれ以上いじょうには...
「――箱庭はこにわを騙かたる檻おりの中なかで 禁断きんだんの海馬きかんに手てを加くわえて
驕おごれる無能むのうな創造神かみにでも 成なった心算つもりなの?」か...
在ありし日ひに咲さかせた花弁はなびらは 暗闇くらやみに散ちり逝ゆくように凛りんと
少女しょうじょの声色こわいろで囁ささやく「楽園らくえんへ還かえりましょう」...
監視卿ウォッチャーは天てんを仰あおぎ深ふかい溜息ためいきを吐つく
失うしなった筈はずの『左手の薬指ばしょ』が虚むなしく疼うずいた
――ふと彼かれが監視鏡モニターの向むこうへ視線しせんを戻もどすと
嗚呼ああ...いつの間まにか少女しょうじょの背後はいごには『仮面かめんの男おとこ』が立たっていた――