「旅人」の歌詞 THE BACK HORN

旅人たびびとは荒野こうやをゆく 疲つかれた身体引からだひきずって
太陽たいように手てを伸のばしてる 瞳ひとみはひどく透すきとおって
何処どこを探さがしたってきっと綺麗きれいな水みずなんか無ないのに
そんな事ことは初はじめから分わかっていた筈はずなのに

旅人たびびとは荒野こうやをゆく 戻もどれない旅路たびじをゆく
燃もえ尽つきてゆく惑星わくせいにちっぽけな影かげを伸のばして
探さがし物ものなんて本当ほんとはもうどうだっていいんだろう?
歩あるき続つづけてゆく為ために歩あるき続つづけてゆくんだろう

名前なまえも忘わすれるほど世界せかいは続つづいてゆく
途方とほうに暮くれるような無数むすうの星ほしの下したで

絶体絶命ぜったいぜつめいの毎日まいにちを突つき抜ぬけ銀河ぎんがに届とどけ
果はて無なき大地だいちを蹴けり上あげて命いのちよ天てんまで届とどけ

旅人たびびとは荒野こうやをゆく 疲つかれた身体横からだよこたえて
月光げっこうに手てを伸のばしてる 瞳ひとみはひどく透すきとおって
何処どこを探さがしたってきっと綺麗きれいな水みずなんか無ないのに
そんな事ことは初はじめから分わかっていた筈はずなのに

夢見ゆめみる風待かぜまち人びと 手てを振ふる幻人まぼろしびと
あなたの面影おもかげさえ掠かすれて消きえてくけど

正体不明しょうたいふめいの絶望ぜつぼうに心こころが殺ころされぬように
泣なき顔がおのままで笑わらったら旅路たびじは花はなびら景色けしき

絶体絶命ぜったいぜつめいの毎日まいにちを突つき抜ぬけ銀河ぎんがに届とどけ
果はて無なき大地だいちを蹴けり上あげて命いのちよ天てんまで届とどけ

旅人たびびとよ そして今永遠いまえいえんの荒野こうやをゆけ