文字サイズ
よみがな
止やまない雨あめに濡ぬれながら
あふれる涙なみだに
桟橋さんばしが軋きしんでいるよ

おまえは死しんで
灰はいになり
海うみへと流ながれて
悲かなしみの波なみに変かわる

もう一度いちどだけ
この腕うでに 抱だきたかった
もう一度いちどだけ
惚ほれてると 言いいたかった

男泣おとこなき

ロシアの船ふねがつながれた
錨いかりのように
愛あいだけが 錆さびてゆくのか?

俺おれだけ1人ひとりで
残のこされて
帰かえっては来こない
思おもい出でを待まつのだろう

もう少すこしだけ
この場所ばしょに いさせてくれ
もう少すこしだけ
構かまわずに ほっといてくれ

男泣おとこなき

もう少すこしだけ
1人ひとりきり 泣なかせてくれ
もう少すこしだけ
1人ひとりきり 泣なかせてくれ

男泣おとこなき