「秘事」の歌詞 clear

君きみと恋こいに落おちた時ときからずっと
僕ぼくの心臓しんぞうは 君きみの小ちいさな掌てのひらに握にぎられているみたいで
それはまるで 無造作むぞうさに積つみ上あげた積つみ木きの上うえで
降おりられもせず震ふるえている仔猫こねこのようだ

それでも良いいと君きみが笑わらう
寂さびしそうに 苦くるしそうに
その言葉ことばに理性りせいも欲望よくぼうも絡からまって 堕おちていく

選えらんだのは3みっつの影かげが交錯こうさくする獣道けものみち
足跡あしあとさえ残のこさぬような 狡猾こうかつな悪魔あくまに僕ぼくはなりたい

今日きょうも君きみに会あうためのアリバイを 一人探ひとりさがしてる
なんて愚おろかで無様ぶざまな姿すがただろう 笑わらえてくる
会あうと直すぐに求もとめてくる 無邪気むじゃきな君きみの笑顔えがおに
いつもそんな雑音ざつおんなど掻かき消けされてしまう

隣となり合あった部屋へやの中なかで絡からまり合あう赤あかい指先ゆびさき
重かさなる唇くちびるからこぼれたのは 使つかい古ふるしの台詞せりふ

愛あいしたんだ 君きみを確たしかに 崩くずれかけの積つみ木きの上うえ
後先あとさきさえ分わからなくなるほどに 溺おぼれてゆく

君きみの瞳ひとみ 温ぬくもり 紅あかく染そまる頬ほほ
接吻交くちづけかわしたときの匂におい
全すべてが僕ぼくに突つき刺ささるくらいの革命かくめい

選えらんだのは3みっつの影かげが交錯こうさくする獣道けものみち
足跡あしあとさえ消けしてみせるよ
僕ぼくの腕うでで眠ねむる悪魔あくまのために