「FADELESS」の歌詞 the GazettE

デタラメな愛情あいじょうに喉のどが渇かわく
汚けがらわしくも思おもえた意識いしきの中なかで
息いきが詰つまる程ほどに欲ほしてたのは
その目めに隠かくしたまま私わたしを抱だく「本性ほんしょう」

蝶ちょうのように羽はねを広ひろげていたつもり
今宵こよいも此処ここは蜘蛛くもの巣す?

口くちから零こぼれた躊躇ためらいに
もうこれ以上触いじょうふれないで
My darling
漏もれる息塞いきふさぐ愛撫あいぶ
剥むき出だしの本能ほんのうじゃ罠わなに堕おちる

デタラメな愛情あいじょうに喉のどが渇かわく
今更捨いまさらすてれるモノなんて疑うたがい抱いだく「本性ほんしょう」くらい

蝶ちょうのように羽はなを広ひろげていたつもり
今宵こよいも此処ここは蜘蛛くもの巣す?

快楽かいらくばかりじゃ笑わらえない
目めを逸そらさず突つき刺さして
My darling
いつだって最後さいごに残のこるのは
作つくり笑えみが見みせる僅わずかな夢ゆめ

君きみよ、このまま…

ただ蝶ちょうのように羽はねを広ひろげていたつもりが
落下らっかするまで気付きづかず

泡あわのように弾はじけた
僅わずかな夢ゆめは花火はなびに似にてる
そう夏なつの終おわり告つげるように
鮮あざやかに寂さびしげに咲さく

口くちから零こぼれた躊躇ためらいに
もうこれ以上触いじょうふれ ないで
My darling
漏もれる息塞いきふさぐ愛撫あいぶ
断たち切きれぬ私わたしは「本性ほんしょう」を隠かくす