「Dr.Teddy」の歌詞 vistlip

僕ぼくにだって何なにか出来できると、巻まき起おこった嵐あらしに向むかい杖つえをつき歩あるいた

虹にじの解剖かいぼう
何なにが在あるだろう
子供騙こどもだましの御菓子おかしや夢ゆめなど無ない

ねぇ、テディ
涙なみだを吸すって潰つぶれた話はなし相手あいて
綻ほころぶ糸いとに誓ちかったんだよ
愛あいの在ある別わかれを

壊こわして
ヌイグルミにもなれない僕ぼくじゃ、代かわりばんこに切きり刻きざめない
どんな薬くすりも叶かなわない程ほど、君きみは温あたたかいのに

今いままさに君きみが溺おぼれた
助たすけは来こない、道具どうぐすらも無ない
祈いのりなんて届とどきはしない
唱となえてる間あいだに意識いしきが遠退とおのいて行いくだけだ

壊こわして
ヌイグルミにもなれない僕ぼくじゃ、呆然ぼうぜんとした肉にくの塊かたまり
殺人鬼さつじんきとも何なんら変かわらず、死しんだ瞳ひとみに笑わらってくれ

ねぇ、テディ
涙なみだを吸すって潰つぶれた手足てあし許ゆるせ
無なくした片目かためを探さがしにこの家いえを空あけるよ

壊こわして
ヌイグルミにもなれない僕ぼくじゃ、振ふり回まわす事こと、許ゆるしてやれない
黙だまって君きみの裏うらの人格じんかく、それを器うつわに戻もどす事ことさえ

-絶体絶命ぜったいぜつめい-
僕ぼくの正体しょうたい

壊こわして
気付きづけば既すでに、窒ちつ死し量りょうに達たっし
どんな薬くすりも叶かなわない程ほど、君きみは冷つめたいのに

ねぇ、テディ
涙なみだを吸すって寒さむそうな君きみにごめんね
屋根裏やねうらで泣ないてた僕ぼくを捨すて、誰だれかに抱だかれて眠ねむりなさい

壊こわして
たった今いまから全すべてが変かわる
たった今いまから全すべてを変かえる
大多数だいたすうの瞳ひとみに晒さらし得えるだろう決意けついのために、此処ここに記しるそう

壊こわして
ヌイグルミにもなれない僕ぼくじゃ、君きみに涙なみだを飲のませ続つづける
塩辛しおから過すぎて、病気びょうきにしちゃいそうだ

…だからテディ、さよなら

僕ぼくにだって何なにか出来できると、巻まき起おこった嵐あらしに向むかい杖つえをつき歩あるいた