「九月」の歌詞 ひいらぎ

走はしる車くるまの中隣なかとなりで貴方あなたは 緑みどりのタバコに火ひをつけ
ため息いきをつくように静しずかに 深ふかくタバコを吸すってる
スピードはどんどん増まし 隣となりの私わたしは恐怖心きょうふしんさえ芽生めばえて
どこに行いくのかは分わからないけど 何なにを言いいたいのかは分わかっている

貴方あなたと居いた時間じかんが長ながいから 貴方あなたを失うしなうのが恐こわいから
窓まどの外そとを見みるしか出来できない

沈黙ちんもくを破やぶる一言ひとことが 二人ふたりの仲なかを引ひき裂さくんでしょ?
聞ききたくなかった一言ひとことで 二人ふたりの関係かんけいは終おわる

タバコの火ひを消けし窓まどを閉しめて 貴方あなたが名前なまえを呼よぶ
優やさしく暖あたたかなその声こえで 名前なまえを呼よばれる事ことももうない

友達ともだちに戻もどる事ことは出来できない 今いまでも貴方あなたを愛あいしてるから
もっと早はやく気付きづいていれたら

重おもい口くちを開ひらかないで 胸むねがはちきれそうになるから
優やさしくなんかしないで 貴方あなたの事忘ことわすれられなくなる

最後さいごに貴方あなたを傷付きずつけたくて たくさん酷ひどい事言こといってるのに
泪なみだを流ながしてるのは私わたしで

ただずっと待まってるだけで 貴方あなたがいつも愛あいしてくれたから
貴方あなたは私わたしが居いなければダメだなんて 勝手かってに思おもっていた

居いなきゃダメなのは私わたしにとっての貴方あなた 今いまさら気付きづくだなんて…