「ナイフ」の歌詞 スピッツ

君きみは小ちいさくて 悲かなしいほど無防備むぼうびで
無知むちでのんきで 優やさしいけど嘘うそつきで
もうすぐだね 3月さんがつの君きみのバースデイには
ハンティングナイフのごついやつをあげる 待まってて

君きみがこのナイフを握にぎりしめるイメージを
毎日毎日浮まいにちまいにちうかべながらすごしてるよ
目めを閉とじて不完全ふかんぜんな部屋へやに帰かえるよ
いつになっても 晴はれそうにない霧きりの中なかで

果はてしないサバンナを行いく しなやかで強つよい足あしで
夕暮ゆうぐれのサバンナを行いく ふり向むかず目めを光ひからせて
血ちまみれの夢許ゆめゆるされて心こころが乾かわかないうちに
サルからヒトへ枝分えだわかれして ここにいる僕ぼくらは

密柑色みかんいろの満月まんげつが膨ふくらむ午後6時ごごろくじに
シルバーのビートルを見みかけたんだ20号にじゅうごうで
今度こんどこそ何なにかいいことがきっとあるだろう
いつになっても 晴はれそうにない霧きりの中なかで

君きみは小ちいさくて 悲かなしいほど無防備むぼうびで
無知むちでのんきで 優やさしいけど嘘うそつきで
もうすぐだね 3月さんがつの君きみのバースデイには
ハンティングナイフのごついやつをあげる 待まってて