「憧憬」の歌詞 中森明菜

昔観むかしみた映画えいがのように
時ときが漂ただよいながれる
流星りゅうせいにはしゃぎながら
この丘おかに立たった

空見上そらみあげた瞳ひとみが
まるで泣ないているみたい...

その胸むねに深ふかく抱かかえている傷いたみ
ずっと癒いやしたくて
いつも言葉探ことばさがしてた
でも気付きづいた もう二人ふたりは
言葉ことばより近ちかいこと

遠回とおまわりしたことさえ
今いまは愛いとしく思おもえる
何気なにげない日々ひびの中なかに
答こたえはあるのね

あなたと出逢であったから
見みえた風景ふうけいがあるわ

この胸むねを塞ふさぐ雲くもの翳かげを
私わたし 他人ひとのせいにしてた
不意ふいに謎なぞが解とけてゆく
澄すんだ気持きもち 溢あふれ出だして
月明つきあかり仰あおいだ

決けっして
夢ゆめを縛しばることはしたくないの
でも今いまだけ ほんの一瞬いっしゅん
我わが儘ままなこの心こころが願ねがっている
変かわらない永遠えいえんを