「流星」の歌詞 吉田拓郎

たとえば僕ぼくが
まちがっていても
正直しょうじきだった悲かなしさが
あるから
Ah ah wow wow wow
流ながれて行ゆく
静しずけさにまさる
強つよさは無なくて
言葉ことばの中なかでは何なにを
待まてばいい
Ah ah wow wow wow
流ながれて行ゆく
たしかな事ことなど
何なにも無なく
ただひたすらに
君きみが好すき
夢ゆめはまぶしく
木こもれ陽透びすかす
少女しょうじょの黒髪くろかみ
もどかしく
Ah ah 君きみの欲ほしいものは
何なんですか
君きみの欲ほしいものは
何なんですか
さりげない日々ひびに
つまずいた僕ぼくは
星ほしを数かぞえる
男おとこに なったよ
Ah ah wow wow wow
流ながれて行ゆく
遠とおい人ひとからの
誘さそいはあでやかで
だけど訪たずねさまよう
風かぜにも のりおくれ
Ah ah wow wow wow
流ながれて行ゆく
心こころをどこか
忘わすれもの
ただそれだけで
つまはじき
幸福しあわせだとは
言いわないが
不幸ふこうぶるのは
がらじゃない
Ah ah 君きみの欲ほしいものは
何なんですか
君きみの欲ほしいものは
何なんですか

流ながれる星ほしは
今いまがきれいで
ただそれだけに
悲かなしくて
流ながれる星ほしは
かすかに消きえる
思おもい出でなんか
残のこさないで
Ah ah 君きみの欲ほしいものは
何なんですか
僕ぼくの欲ほしかったものは
何なんですか