「千里を越え」の歌詞 夏川りみ

迷路めいろみたいな にぎわう街まちを抜ぬけて
風かぜは行ゆく 旅人たびびとの心こころを せつなくなでてく

道みちを尋たずねた その優やさしげな人ひとに
幼おさない日ひ 別わかれた面影おもかげが 重かさなった

暖あたたかい微笑ほほえみは 私わたしに似にてるでしょうか?
果はてしないあの海うみは 今いまでも青あおく 続つづいてますか?

愛あいよ走はしれ 千里せんりを越こえ あなたの住すむ故郷くにへ
潮しおの匂においのする丘おかへ あなたの住すむところへ

河かわはどんなに 離はなれても分わかれても
いつの日ひか 巡めぐり会あえる時ときを 信しんじているでしょう

ほこりを巻まいて 走はしり去さる子供こどもたち
遠とおい日ひが まるで波なみのように 押おし寄よせた

涙なみだを見みせないのは あなたに似にてるでしょうか?
果はてしないあの空そらの 夕暮ゆうぐれ色いろを 覚おぼえてますか?

愛あいよ走はしれ 千里せんりを越こえ あなたの住すむ故郷くにへ
その手てを取とり 駆かけた丘おかへ あなたの住すむところへ

暖あたたかい微笑ほほえみは 私わたしに似にてるでしょうか?
果はてしないあの海うみは 今いまでも青あおく 続つづいてますか?

愛あいよ走はしれ 千里せんりを越こえ あなたの住すむ故郷くにへ
ここでこうして生いきています あなたを想おもいながら・・・

愛あいよ走はしれ 千里せんりを越こえ あなたの住すむ故郷くにへ
潮しおの匂においのする丘おかへ あなたの住すむところへ