「Plot 3 (南へ行けなかった男)」の歌詞 大沢誉志幸
1990/10/21 リリース- 作詞
- 土屋久美子
- 作曲
- 大沢誉志幸
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この楽曲へのみんなの気持ち
トランクを片手かたてに NEWSPAPERを小脇こわきにはさんだ男おとこ。
ふと足元あしもとを見みると 靴くつひもがほどけている。
男おとこはトランクを降おろし 腰こしをかけ 靴くつのひもを結むすび直なおした。
顔かおを上あげると目めの前まえにCafeが見みえた。
時計とけいを見みる。
男おとこはCafeへ入はいって行いく。
店みせの左端ひだりはしのテーブルに腰こしを降おろす。
男おとこは今日きょうのNEWSPAPERを広ひろげた。
ページをめくる。
テーブルクロスに コーヒーをスプーンですくい 一滴落いってきおとす。
テーブルクロスに一ひとつのシミが にじんで広ひろがってゆく。
男おとこはほおづえをついて それを ぼんやり眺ながめる。
ページをめくる。
男おとこは窓越まどごしに 外そとを見みる。
レインコートを着きた老人ろうじんが 三匹さんびきの犬いぬに引ひかれて
通とおり過すぎて行いく。
ページをめくる。
男おとこはNEWSPAPERをまるめて望遠鏡ぼうえんきょうを作つくり
雨あめの街まちを眺ながめた。
退屈たいくつな事件じけんを丸まるめた望遠鏡ぼうえんきょうに
おもしろい場面ばめんが映うつった。
恋人同士こいびとどうしが傘かさもささずに ずぶぬれになって
今いまにも別わかれそうなケンカをしている。
女おんなは男おとこに平手打ひらてうちをくらわした。
男おとこは女おんなにすがりつき 女おんなは男おとこを振ふり払はらう。
TAXIを止とめ シートに逃にげこみ 女おんなは消きえて行いった。
一人ひとり 残のこされた男おとこと 目めが合あった。
ふと足元あしもとを見みると 靴くつひもがほどけている。
男おとこはトランクを降おろし 腰こしをかけ 靴くつのひもを結むすび直なおした。
顔かおを上あげると目めの前まえにCafeが見みえた。
時計とけいを見みる。
男おとこはCafeへ入はいって行いく。
店みせの左端ひだりはしのテーブルに腰こしを降おろす。
男おとこは今日きょうのNEWSPAPERを広ひろげた。
ページをめくる。
テーブルクロスに コーヒーをスプーンですくい 一滴落いってきおとす。
テーブルクロスに一ひとつのシミが にじんで広ひろがってゆく。
男おとこはほおづえをついて それを ぼんやり眺ながめる。
ページをめくる。
男おとこは窓越まどごしに 外そとを見みる。
レインコートを着きた老人ろうじんが 三匹さんびきの犬いぬに引ひかれて
通とおり過すぎて行いく。
ページをめくる。
男おとこはNEWSPAPERをまるめて望遠鏡ぼうえんきょうを作つくり
雨あめの街まちを眺ながめた。
退屈たいくつな事件じけんを丸まるめた望遠鏡ぼうえんきょうに
おもしろい場面ばめんが映うつった。
恋人同士こいびとどうしが傘かさもささずに ずぶぬれになって
今いまにも別わかれそうなケンカをしている。
女おんなは男おとこに平手打ひらてうちをくらわした。
男おとこは女おんなにすがりつき 女おんなは男おとこを振ふり払はらう。
TAXIを止とめ シートに逃にげこみ 女おんなは消きえて行いった。
一人ひとり 残のこされた男おとこと 目めが合あった。