「存在 ～Existence～」の歌詞 尾崎豊

(Yo ho…)
にぎやかな街まち
隠かくしきれない さみしさが
ほら見みつめている
小ちいさくかがめて
守まもらなければ
自分じぶんの存在そんざいすら見失みうしなうよ
誰だれもかれもの存在そんざいならば
いつも
認みとめざるをえないもの
それでも僕ぼくの 愛あいの言葉ことばは
何なんの意味いみさえ
もたなくなる
Wow wow wow
満みちたりて行ゆくことない
人ひとの心こころ
なぐさめられる様ような
夢求ゆめもとめていても
まのあたりにするだろう
生存競争せいぞんきょうそうの中なか 夢ゆめは
すりかえられてしまう
受うけ止とめよう
目めまいすらする
街まちの影かげの中なか
さあもう一度いちど 愛あいや誠心まごころで
立たち向むかって
行ゆかなければ
受うけ止とめよう
自分じぶんらしさに
うちのめされても
あるがままを
受うけ止とめながら
目めに映うつるもの全すべてを
愛あいしたい
僕ぼくに見みえるものは いつも
当まとはずれが
多おおかったけれど
現実げんじつと夢ゆめの区別くべつくらいは
ついていた はずだった
何なにもかもを あるがままに
受うけとめ様ようとするけれど
君きみは運命うんめい 誰だれかの人生じんせい
背負せおうこととは
ちがうのさ
Wow wow wow
どんな色いろでなぞればいい
自分じぶんの愛あいを
否定ひていしてしまうまえに
笑わらっても かまわないの
でも君きみが愛あいや夢ゆめに
悩なやむ時ときは
どうか 思おもい出だして欲ほしい
受うけ止とめよう
目めまいすらする
街まちの影かげの中なか
さあもう一度いちど 愛あいや誠心まごころで
たちむかって
行ゆかなければ
受うけ止とめよう
本当ほんとうのこと口くちにする
君きみの目めを
誰だれも傷きずつけぬ
気きまぐれの様ような
やさしいうそすらさえも
愛あいしたい
愛あいは真実しんじつなのだろうか
愛あいは君きみを
救すくってくれるだろうか
背中せなかあわせの裏切うらぎりに
打うちのめされても
それでもいい 愛あいしてる
他ほかに何なにができるの
受うけ止とめよう
目めまいすらする
街まちの影かげの中なか
さあもう一度いちど 愛あいや誠心まごころで
立たち向むかって
行ゆかなければ
受うけ止とめよう
自分じぶんらしさに
うちのめされても
あるがままを
受うけ止とめながら
目めに映うつるもの全すべてを
受うけ止とめよう
目めまいすらする
街まちの影かげの中なか
さあもう一度いちど 愛あいや誠心まごころで
立たち向むかって
行ゆかなければ
受うけ止とめよう…