「月夜」の歌詞 森恵

雲くもに隠かくれ 朧おぼろげに照てらす
月つきを見みては心重こころかさねている
満みちてゆく時とき 喜よろこびは溢あふれ
欠かけてゆく時とき 何なにを思おもうのだろう

果はてなく続つづくこの地ちに
全すべての愛あいが消きえてなくなっても

月つきよ 月つきよ
まだ見みぬ月つきよ 確たしかにあるのなら
涙なみだも声こえも枯かれ果はててもいい
生いきてゆくの この場所ばしょで

流ながれ落おちる 涙なみだにも願ねがい
星ほしに祈いのり 朝あさを待まち続つづける

儚はかなく揺ゆれる命いのちが 燃もえ尽つき
空そらに消きえてなくなっても

月つきよ 月つきよ
私わたしは願ねがう 永久えいきゅうの幸しあわせを
喜よろこび 悲かなしみ 全すべてを抱かかえて
生いきてゆくの

月つきよ 月つきよ
まだ見みぬ月つきよ 確たしかにあるのなら
涙なみだも声こえも枯かれ果はててもいい
生いきてゆくの この場所ばしょで