「うさぎ」の歌詞 森進一
1989/8/21 リリース- 文字サイズ
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この楽曲へのみんなの気持ち
あの日ひは
ほんとに暑あつかった
村むらへと続つづく白しろい道みち
かげろうだけが
揺ゆれていた
夢中むちゅうでぼくは 走はしってた
母かあさん待まってて すぐ帰かえる
大事だいじな仕事しごと 忘わすれてた
女手おんなでひとつで
ぼくたちを
育そだてて くれた 母かあさんは
落おとした肩かたで うなずいて
遠とおくの村むらを みつめてた
貧まずしくひなびた あの村むらは
悲かなしく捨すてた ふるさとさ
親子おやこで荷物にもつを 持もちあって
真夏まなつの道みちを 港みなとまで
おさない末すえの弟おとうとは
疲つかれて 泣ないて
しゃがみこむ
おぶってやろうと思おもっても
許ゆるしておくれ 無理むりだった
(セリフ)
ようやく港みなとに着ついた時とき
突然とつぜんぼくは 思おもい出だす
小学校しょうがっこうの夏休なつやすみに
うさぎの係かかりをしてたこと
このまま
出でかけてしまったら
うさぎは餓うえて死しぬだろう
あわてて 駆かけ出だす
ぼくだった
今来いまきた道みちを 学校がっこうへ
おなかを 空すかす
つらさなら
誰だれよりぼくが知しっている
待まちかねていた
うさぎたち
さし出だすエサに飛とんでくる
埃ほこりにまみれて
たどり着つく
港みなとに船ふねは もういない
今度こんどの船ふねが出でるまでに
どれだけ長ながく 待まつことか
それでも母かあさん
ひとことも
叱しからずぼくに ほほえんだ
母かあさんなにより 嬉うれしいよ
こんなにつらい 時ときでさえ
やさしい心こころ 忘わすれない
おまえは強つよい 男おとこの子こ
めったに
泣なかない母かあさんの
まぶたが濡ぬれて光ひかってた
あれから何年なんねんたったかな
苦くるしい時ときが 来くるたびに
白しろいうさぎを 思おもい出だす
母かあさんの目めを思おもい出だす
いっしょうけんめい
生いきてます
母かあさんほめてくれますか
いっしょうけんめい
生いきてます
母かあさん泣ないてくれますか
母かあさん…
母かあさん…
母かあさん…
母かあさん…
ほんとに暑あつかった
村むらへと続つづく白しろい道みち
かげろうだけが
揺ゆれていた
夢中むちゅうでぼくは 走はしってた
母かあさん待まってて すぐ帰かえる
大事だいじな仕事しごと 忘わすれてた
女手おんなでひとつで
ぼくたちを
育そだてて くれた 母かあさんは
落おとした肩かたで うなずいて
遠とおくの村むらを みつめてた
貧まずしくひなびた あの村むらは
悲かなしく捨すてた ふるさとさ
親子おやこで荷物にもつを 持もちあって
真夏まなつの道みちを 港みなとまで
おさない末すえの弟おとうとは
疲つかれて 泣ないて
しゃがみこむ
おぶってやろうと思おもっても
許ゆるしておくれ 無理むりだった
(セリフ)
ようやく港みなとに着ついた時とき
突然とつぜんぼくは 思おもい出だす
小学校しょうがっこうの夏休なつやすみに
うさぎの係かかりをしてたこと
このまま
出でかけてしまったら
うさぎは餓うえて死しぬだろう
あわてて 駆かけ出だす
ぼくだった
今来いまきた道みちを 学校がっこうへ
おなかを 空すかす
つらさなら
誰だれよりぼくが知しっている
待まちかねていた
うさぎたち
さし出だすエサに飛とんでくる
埃ほこりにまみれて
たどり着つく
港みなとに船ふねは もういない
今度こんどの船ふねが出でるまでに
どれだけ長ながく 待まつことか
それでも母かあさん
ひとことも
叱しからずぼくに ほほえんだ
母かあさんなにより 嬉うれしいよ
こんなにつらい 時ときでさえ
やさしい心こころ 忘わすれない
おまえは強つよい 男おとこの子こ
めったに
泣なかない母かあさんの
まぶたが濡ぬれて光ひかってた
あれから何年なんねんたったかな
苦くるしい時ときが 来くるたびに
白しろいうさぎを 思おもい出だす
母かあさんの目めを思おもい出だす
いっしょうけんめい
生いきてます
母かあさんほめてくれますか
いっしょうけんめい
生いきてます
母かあさん泣ないてくれますか
母かあさん…
母かあさん…
母かあさん…
母かあさん…