「まだ生きてるよ」の歌詞 槇原敬之

僕ぼくはまだ生いきてるよ
まだ生いきてるよ
まだ生いきてるんだよ
僕ぼくはまだ生いきてるよ
まだ生いきてるんだぞ

４０度よんじゅうどちょいの熱ねつが出でた
この年としの瀬せの最中さなかに
街中まちじゅうは Veryベリー Veryベリー Merryメリー Christmasクリスマス
耳鳴みみなりもジングルベル
出来できるなら ねぇ サンタクロース
プレゼントをくれるなら
おかゆか何なにかがいいな
軽かるいものが今いまはいい

買かい物帰ものがえり 冷つめたくなった
手てのひらを彼女かのじょが
"大丈夫だいじょうぶ？"って
額ひたいに当あててくれるはずだったのに
すっかり僕ぼくと別わかれた気きでいると
うわさに聞きいたよ
しかも社長しゃちょうの息子むすこと付つき合あってる
家うちだって電気屋でんきやだ！(まいどあり)

僕ぼくはまだ生いきてるよ
まだ生いきてるよ
連絡れんらくくらい ちょうだい
フェードアウトは病人びょうにんにきつい
治なおるものも治なおらない

残業ざんぎょうを終おえた僕ぼくには
医者いしゃは終おわりの看板かんばん
デパートだってやってるぜ
延長えんちょうしてよね
そういや昔むかしキスのとき
彼女風邪かのじょかぜをひいてて
キスして僕ぼくにうつせって言いった
わたし ばかよね(おばかさんよね)

だけどよく考かんがえたら
こんなになる程仕事ほどしごとして
全然気ぜんぜんきにしてやれなかったね
そりゃ彼女かのじょも怒おこるよ
おいらはリッチじゃなくても
いつだって心こころは錦鯉にしきごい(うろこ)
でも気持きもちだけじゃ態度たいどだけじゃ
恋こいはうまく行いかない(んー)

僕ぼくはまだ生いきてるよ
生いきてるうちは
精進しょうじんするから
別わかれ文句もんくはソフトでお願ねがい
前まえに進すすませて

お星様ほしさまにお願ねがいをしよう
あしたの出勤しゅっきんもあるし
どうか健すこやかになりますように
はいずりながらカーテン開あければ
昨日きのうの洗濯物せんたくもので見みえやしない

(うっ! はきそう でも飲のんじゃった ヘイ)

僕ぼくはまだ生いきてるよ
こんな状態じょうたいで一ひとつ解わかったこと
世界せかいで一番いちばん 惨みじめなのは
風邪かぜをひいてうなってる
一人暮ひとりぐらしの独身どくしんの俺様おれさまさ