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「赤いマフラー」の歌詞 槇原敬之

2007/12/12 リリース
作詞
槇原敬之
作曲
槇原敬之
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銀座四丁目交差点ぎんざよんちょうめこうさてん
今年初ことしはじめてのゆき
季節外きせつはずれのはなびらのように
ちてきた
きみおぼえているだろうか
一緒いっしょあるこうと約束やくそくした
クリスマスがこのまち
今年ことしもやってきたよ

わたせないまましまっておいた
プレゼントのリボンをいた
きみ似合にあいろえらんだから
ぼくにはだいぶ派手はでだけれど

あかいマフラーをいて
あるぼくがガラスにうつ
わたせなかったプレゼントを
自分じぶん使つかうサンタみたいだ
そらからぼくのひらにひとゆき
ちるほどの確率かくりつ
二人ふたり出会であえたんだと
どうしてあのとき
ぼく気付きづけなかったんだろう

きみ大事だいじにしていた
オーナメントをうっかり
ってしまったあのときのことを
おも
それがガラスで出来できていると
おもいもしなかった自分じぶん
だれかの大事だいじなものをいくつ
こわしてたのだろう

ゆきはまだみそうもない
ぼくがただひとつねがうのは
今君いまきみさびしいおもいなどなく
しあわせでいてほしいただそれだけ

あかいマフラーをいて
ぼくまち一人歩ひとりあるいた
わたせなかったプレゼントだけど
きみがいたあかしおもえるから
ずっとそばにいるとおもうと
どうしてひとはいつでも
そのひとへのおもいを全部ぜんぶ
後回あとまわしにしてしまうのだろう

リボンなどけなくても
特別とくべつときじゃなくても
きみえばよかった
「ありがとう」と
おなかずだけゆきるようだ

あかいマフラーをいて
ぼくまち一人歩ひとりあるいた
わたせなかったマフラーは
結局僕けっきょくぼくあたためているよ
たと自分じぶんさむくても
さむそうなだれかに気付きづいたら
自分じぶんのマフラーはず
やさしくいてあげるようなきみだった

もし今君いまきみあらわれたら
このマフラーを
きみにそっといてあげたい