「雨ニモ負ケズ」の歌詞 槇原敬之

最近さいきんの僕ぼくときたら
人ひとのために何なにかしたいと
思おもいついただけで もう
出来できたつもりになっている
でも"雨あめが降ふってきた"とか
"ちょっと風邪かぜぎみかも"とか
いろいろと理由りゆうをつけて
何一なにひとつ形かたちに出来できていない

やりたいことを全部並ぜんぶならべて
自分じぶんの欲よくをただ満みたすだけの
ものは全すべて弾はじいて行いくつもりが
もったいない もったいないと全部食ぜんぶたべて
心こころが無駄むだに太ふとってしまっている

遊あそびすぎて居眠いねむり
夢ゆめの中なかでやった宿題しゅくだいは
机つくえのノートを一行いちぎょうも
埋うめるなんてありえない
でも この約束やくそくは誰だれからも
出だされてはいないもの
どうせ努力どりょくできないなら
何なにも決きめない方ほうがいい

"あー そうさ そのとおりさ"と
開ひらき直なおりそうになって
心こころに不安ふあんが襲おそってくる
本当ほんとうはどんな自分じぶんになりたいか
問とい正ただすべき人ひとは他ほかの誰だれでもない
誰だれでもない この自分じぶんだけ

やりたいことを全部ぜんぶ 並ならべて
自分じぶんの欲よくをただ満みたすだけの
ものを全すべて弾はじいて行いくつもりが
もったいない もったいないと全部ぜんぶ 食たべて
心こころが無駄むだに太ふとってしまっている

胸むねを張はって見みせられるような
心こころを持もつのは難むずかしい
誰だれにも見みえないからこそ
そんな心こころを持もつのは難むずかしい
雨あめニモ負まケズ風かぜニモ負まケズ
自分じぶんニモ負まケナイ
そういう心こころを持もつのは難むずかしい
その事ことをまず僕ぼくは思おもい知しるべきだ

べきだ
Yeahイエー

胸むねを張はって見みせられるような
心こころを持もつのは難むずかしい
誰だれにも見みえないからこそ
そんな心こころを持もつのは難むずかしい
雨あめニモ負まケズ風かぜニモ負まケズ
自分じぶんニモ負まケナイ
そういう心こころを持もつのは難むずかしい
その事ことをまず僕ぼくは思おもい知しるべきだ

その事ことをまず僕ぼくは思おもい知しるべきだ