「天の川情話」の歌詞 石川さゆり

出雲崎いずもざきから 荒海見あらうみみれば
遠とおくにかすむ 佐渡ヶ島さどがしま
今いまごろあなたは 手紙てがみをよんで
別わかれに気きづいて いるでしょう
佐渡さどは
佐渡さどはいよいか 住すみよいか
せまい町まちゆえ 島しまゆえに
私わたしの恋こいには つらすぎた

この身みのぞまれ 嫁とつぐのならば
あなたと決きめて いたけれど
私わたしの願ねがいは 叶かなわぬ願ねがい
女おんなが泣ないたら それですむ
佐渡さどは
佐渡さどはいよいか 住すみよいか
両津りょうつみなとで 船ふねにのり
私わたしはふるさと 棄すててきた

涙なみだこらえて 唇くちびるかんで
見上みあげりゃ 空そらに天あまの川がわ
このままあなたと 続つづいていたら
父母世間ちちははせけんを せまくする
佐渡さどは
佐渡さどはいよいか 住すみよいか
つらい運命さだめの 恋こいゆえに
私わたしは帰かえらぬ 旅たびに出でた