「絶対(的)」の歌詞 稲葉浩志

注意報ちゅういほうを聞ききながら 嵐あらしの予感よかんを胸むねに
サンクチュアリめざす夜よる ワイパーの動うごきさえも止とまって見みえる

激はげしいクラクションにも かきけされることない
ゆるぎない欲望よくぼうの勝利しょうりなの?

大好だいすきだって言いわれたい
そのためだけに生いきてるみたい
見みえなくなっても その声こえは聞きこえてる
愛あいかどうかなんて もうたくさん
語かたれば語かたるほどに うそっぽい
誰だれとも比くらべない
キミという人ひとだけが絶対ぜったい

言葉ことばにもしぐさにも あふれこぼれそうな才能さいのう
僕ぼくごとき 逆立さかだちをしてもかなわないっていうか 逆立さかだちできねえ

めらめら青白あおじろく 輝かがやきつづけるオーラ
しなやかな引力いんりょくで 僕ぼくを吸すいこむ

大好だいすきだって言いわれたい
もしくはただ抱だきしめられたい
ゴッデス? ヴィーナス? どんな呼よび名なでもいい
きらわれるのが一番いちばんこわい
失うしなう準備じゅんびなどできちゃいない
こんなに臆病おくびょうに
なった自分じぶんの負まけは絶対ぜったい

大好だいすきだって言いわれたい
そうじゃないと なんだか 意味いみがない
身みのほど知しらずと 知しっていながら I don't care
永遠えいえんに続つづくものはない
そう思おもえば またふるえてしまう
まっくろい 闇やみの中なか
待まっているキミだけが絶対ぜったい