「THE RACE」の歌詞 稲葉浩志

秋空あきぞらの下したでみんなで並ならんで 位置いちについてよーいドンを聞きいて
始はじまったレースは 今いまも脈々みゃくみゃくと続つづいてる

何なにを競きそい 誰だれと争あらそう?
数字すうじに縛しばられ なぜかムラムラ
何位なんいになれば 君きみは振ふり向むいてくれるの?

走はしれよ走はしれ 無様ぶざまに煌きらめいて
誰だれにも見みえないあの白しろいテープを切きろう見事みごとに
転ころべよ転ころべ 泥どろにまみれ綺麗きれいになれ
笑わらって目指めざそう 今世紀最強こんせいきさいきょうの木偶でくの坊ぼう

上うえでもよろしい 下したでもよろしい 真まん中なかもよろしい
おのれ自身じしんをCHASE 汗あせだくのFACE とこしえのRACE

気きづいた頃ころからかばんに入はいってた あのものさしは何なんなんだろう
誰だれもがそいつではかられて 順番じゅんばんが決きまる

勝かち組ぐみなの? 負まけ組ぐみなの?
っていうか人生じんせいそれだけしかないの?
そのむなしさを 時間じかんでまぎらわすのはそろそろ無理むり

走はしれよ走はしれ 無様ぶざまに煌きらめいて
誰だれにも見みえないあの白しろいテープを切きろう見事みごとに
描えがけよ描えがけ その心こころに映うつるもの
迷まよわず手てにした色いろを派手はでに塗ぬりたくりゃいい

前まえでもよろしい 後うしろもよろしい まんまでよろしい
自分じぶんだけのACE 見みつけてEMBRACE 見逃みのがさないで

上うえを目指めざし その先さきにはどんな世界せかいがあるというのでしょう
そのさみしさを ごまかしても 人ひとはどこにも行いけない

走はしれよ走はしれ 無様ぶざまに煌きらめいて
誰だれにも見みえないあの白しろいテープを切きろう見事みごとに
転ころべよ転ころべ 泥どろにまみれ綺麗きれいになれ
笑わらって目指めざそう 今世紀最強こんせいきさいきょうの木偶でくの坊ぼう

上うえでもよろしい 下したでもよろしい 真まん中なかもよろしい
おのれ自身じしんをCHASE 汗あせだくのFACE とこしえのRACE