「バラード」の歌詞 369

二人ふたりずっと笑わらって 寄より添そって 年としを取とってもそうやって側そばにいたい
見上みあげた空そらに月明つきあかり ただ 光ひかってた

やがて太陽たいようが沈しずむと街まちは光ひかり出だし 気付きづくと
二人ふたりだけそこに浮うかんでて それが何なんだか落おち着つくよ
伝つたえたい事ことはいくつもあるけど なるべくなら喋しゃべりたくなくて
黙だまったままで目めが合あうと 何故なぜだかいつも伝つたわるの
一人ひとりの夜よるが身みにしみるのも見みる物全ものすべて愛いとしいのも
君きみが居いなければ気付きづきもしなかった そもそもここに居いなかった
穏おだやかな想おもいを抱だいて「このまま君きみの側そばにいるよ」そう
心こころの中なかで呟つぶやいたら 解わかったみたいに君きみは笑わらった
こんなに側そばにいる時ときも ぼやける程ほどに もっと近ちかくに
居いたいと思おもう

求もとめ合あって欲張よくばって傷付きずついて 寂さみしがってまた戻もどってやり直なおして
何処どこにでもある様ような平凡へいぼんな繰くり返かえしも

二人ふたりずっと重かさなって 寄より添そって 年としを取とってもそうやって側そばにいたい
見上みあげた空そらに月明つきあかり ただ 光ひかってた

たまに遠とおくへ出掛でかけたり 平日へいじつに昼過ひるすぎまで寝ねたり
いつまでも同おなじリズムで夢ゆめは膨ふくらむ 胸熱むねあつくなる
全部ぜんぶが全部上手ぜんぶうまくいかなくても くっついたり離はなれたりして
少すこしずつ 育そだてる愛あいを ずっと側そばで眺ながめていたいよ

すれ違ちがう時ときはケンカしても 飾かざらぬように 隠かくさぬように
全すべて分わけ合あって

横よこに座すわって黙だまっているだけで 胸むねが詰つまって気きになって情なさけなくて
見上みあげた空そらに星明ほしあかり ただ ひたってた

時ときが経たって変かわっていく事ことが もし不安ふあんで悩なやんで苦くるしくても
根拠こんきょの無ない自信じしんが有あるんだ いつまでも ずっと

求もとめ合あって欲張よくばって傷付きずついて 寂さみしがってまた戻もどってやり直なおして
何処どこにでもある様ような平凡へいぼんな繰くり返かえしも

二人ふたりずっと笑わらって 寄より添そって 年としを取とってもそうやって側そばにいたい
見上みあげた空そらに月明つきあかり ただ 光ひかってた

ただ 光ひかってた