「帰り道」の歌詞 369

浮うき足立あしだつ人波ひとなみ 誘惑ゆうわくをすり抜ぬけて
君きみの待まってる家いえに帰かえるよ

なんだか足あしが重おもいような 不安ふあんな沈しずんだ気分きぶんの日ひや
帰かえったら何なにしようか? それとも何処どこかに寄よっていこうか?
なんて楽たのしい気分きぶんの日ひも何時いつもの景色けしきが意識いしきしなくても待まってる
少すくなくとも帰かえる場所ばしょがあるだけでも俺おれは恵めぐまれてる
終おわった人ひとにはお疲つかれ様さま これからの人ひとは頑張がんばって
向むかって戻もどってすれ違ちがって そうやって日々ひびは繋つながってく
一生懸命頑張いっしょうけんめいがんばったんならありきたりだって悪わるくない
明日あしたも良いい日ひでありますように
疲つかれた体からだおやすみなさい

見覚みおぼえのある 街まちの風景ふうけい 歩あるき慣なれた道程みちのり

空そらに溶とけてく影かげ 少すこし明あかるく見みえる
いつもの色いろ 人々ひとびと 音色ねいろ
気きまぐれに吹ふく風かぜ 始はじまりと終おわり全部ぜんぶ
追おい抜ぬかし てくてく 帰かえっていく

相あいも変かわらず混こんでいて 色いろんな思おもいか澱よどんでいて
小ちいさな楽たのしみと君きみの「おかえり」 その先さきで僕ぼくを呼よんでいる
今日きょうはいつもより多おおく話はなそう テレビでも見みて二人ふたりで笑わらおう
いつもしてるし いつでもできるのに何故なぜか早はやく帰かえりたくなる

これでも今日きょうを ちゃんと生いきた そう思おもうのは悪わるくないでしょう?

帰かえらない日ひもあって 帰かえりたい日ひもあって
そのドアまで あのてこのて伸のばせ

浮うき足立あしだつ人波ひとなみ 誘惑ゆうわくをすり抜ぬけて
君きみの待まってる家いえに帰かえるよ
包つつみ込こんでいく様ような闇やみ 温あたたかい光ひかりが照てらして
気持きもちだけ焦あせる帰かえり道みち