「シオン」の歌詞 Plastic Tree

花はなに風かぜが似合にあうのは 散ちってしまうから
口笛擦くちぶえかすれてくのは 寂さびしいから
日々ひびの泡あわが浮うかんで消きえる 一部始終いちぶしじゅうを全部見届ぜんぶみとどけました
で、感傷的かんしょうてきになっているところ

言葉途切ことばとぎれてつまるのは 意味いみなんてないから
外そとに出でる気きがしないのは 会あえないから
理想りそう 迷走めいそう 回転かいてんドアを ぐるぐると永遠えいえんに回まわってるんです
結局けっきょくは一人ひとりになっちゃう決きまりだ

きらめく世界せかいで瞬まばたきするたびに 胸むねが壊こわれて君きみが笑わらう
嘘うそつき 指切ゆびきり 小ちいさなさよならは まるで花はなびら揺ゆれるように
きらり きりり 痛いたみ ゆらり ゆひら 騒さわぐ

空そらを見上みあげたくないのは 眩まぶしすぎるから
メロディーよぎって俯うつむくのは切せつないから
ずっと夢ゆめの輪唱再生中りんしょうさいせいちゅう いつか引力いんりょくからも解放かいほうされるから
時間じかんも距離きょりも離はなれてくばかりのこゝろとこゝろ スローモーション

きらめく世界せかいで瞬まばたきするたびに 短みじかい暗闇くらやみ 君きみの蜉蝣かげろう
滲にじめば 降ふる雨あめ 両手りょうてで集あつめても まるで花はなびら濡ぬらすように
ぽとり ぽつり 落おちて ひらり ひとり

運命うんめいだけ頼たよりにして静しずかな嵐あらしを彷徨さまよう
夜よるがきても朝あさがきても いつも
誰たがために鐘かねは鳴なる? 我われを忘わすれ叫さけべば
ただただ君きみが好すき きらきら光ひかりまみれ

きらめく世界せかいで瞬まばたきするたびに 胸むねが壊こわれて君きみが笑わらう
嘘うそつき 指ゆびきり 小ちいさなさよならは まるで花はなびら揺ゆれるように

はぐれた未来みらいで呼よび名なを忘わすれたら いつか風かぜの音おとだけになる
ざわめき 上書うわがき 記憶きおくを手放てばなせば まるで花はなびら散ちらすように
きらり きりり 痛いたみ ゆらり ゆひら 騒さわぎ
ひゅるり ひゅるる 逃にげて ふわり ふたり 変かわる