「曲論」の歌詞 Plastic Tree

胸むねの奥おくを這はうカタツムリ 青あおい春はるをぜんぶ食たべる
増ふえる螺旋らせん 不安色ふあんしょく こゝろ汚よごしてく
宇宙うちゅうよりも難解なんかいなこと 思考しこうしてアメーバ分裂ぶんれつ
愛あいも恋こいも流行はやり病やまい 僕ぼくら絶滅種ぜつめつしゅ 踊おどって 踊おどって 踊おどって 踊おどって

痛いたみを伴ともなう言葉ことばはなしで 腹話術ふくわじゅつレベルで話はなそう
誰だれが誰だれに物語ものがたる? 特とくに意味いみはなし

ぐんにゃり ぐんにゃり ぐんにゃり曲まがれば
幻覚げんかくめいててとっても素敵すてき
ぼんやり ぼんやり ぼんやり見みてれば
なんだこれ 触さわれない夢ゆめ
ゆっくり ゆっくり ゆっくり歪ゆがんで感覚かんかく 感情かんじょう 屈折くっせつすれば
運命論うんめいろんすらあんがい陳腐ちんぷ

理想的りそうてきに溶とけてナメクジ 何なにも残のこらなくて空虚くうきょ
憂うれいですら微笑ほほえんで かくも長ながき不在ふざい

ぐんにゃり ぐんにゃり ぐんにゃり曲まがれば 幻覚げんかくめいててとっても素敵すてき
ぼんやり ぼんやり ぼんやり見みてれば なんだこれ 触さわれない夢ゆめ
ゆっくり ゆっくり ゆっくり歪ゆがんで感覚かんかく 感情かんじょう 屈折くっせつすれば
運命論うんめいろんすらあんがい陳腐ちんぷ

いっつも いっぱい いっしょに居いようね 念力ねんりき 発生はっせい 神経衰弱しんけいすいじゃく
めんどい ちょっきり えんきりしちゃった 心裏しんりは程遠ほどとおい 空即是色くうそくぜしき

ぐんにゃり ぐんにゃり ぐんにゃり曲まがれば 幻覚げんかくめいててとっても素敵すてき
ぼんやり ぼんやり ぼんやり見みてれば なんだこれ 触さわれない夢ゆめ
ゆっくり ゆっくり ゆっくり歪ゆがんで感覚かんかく 感情かんじょう 屈折くっせつすれば
運命論うんめいろんすら陳腐ちんぷになれば
人間にんげん 人間にんげん 人間錯覚にんげんさっかく 喪失感そうしつかんだけいっつも在あって
そっくり そっくり そっくり誰だれかと どうせそれ 灰はいになり幽霊ゆうれい
あんなに あんなに あんなに奇麗きれいな感傷かんしょう 感応かんのう 結局消けっきょくきえて
崩壊ほうかいしちゃってあっさり終おわり。終おわり。終おわり。終おわり。