「つじつま合わせに生まれた僕等」の歌詞 amazarashi
2009/12/9 リリース- 文字サイズ
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この楽曲へのみんなの気持ち
遠とおい国くにの山やまのふもと この世よで一番綺麗いちばんきれいな水みずが湧わいた やがてそれは川かわになり そこに群むれを作つくった魚さかなを
腹はらを空すかした熊くまが食たべて 猟師りょうしが熊くまの皮かわをはいで それを市場いちばで売うりさばいて 娘むすめの為ために買かった髪飾かみかざり
悪わるい人間にんげんがやってきて 全部奪ぜんぶうばってしまったのは 歴史れきしのちょうど真まん中辺なかあたり 神様かみさまも赤あかん坊ぼうの時代じだい
母親ははおやのこぼした涙なみだが 焼やけた匂においの土つちに染しみて それを太陽たいようが焦こがして 蒸発じょうはつして出来できた黒くろい雨雲あまぐも
その雲くもは海うみを越こえた砂漠さばくに 5ヶ月ごかげつぶりの雨あめを降ふらせた 雨水あまみずを飲のんで生いき延のびた詩人しじんが 祖国そくにに帰かえって歌うたった詩うた
それを口くちずさんだ子供達こどもたちが 前線ぜんせんに駆かり出だされる頃ころ 頭あたまを吹ふき飛とばされた少女しょうじょが 誰だれにも知しられず土つちに還かえる
そこに育そだった大おおきな木きが 切きり倒たおされて街まちが出来できて 黒くろい煙けむりが空そらに昇のぼる頃ころ 汚よごれた顔かおで僕等生ぼくらうまれた
善意ぜんいで殺ころされる人ひと 悪意あくいで飯めしにありつける人ひと 傍観ぼうかんして救すくわれた命いのち つじつま合あわせに生うまれた僕等ぼくら
高層こうそうビルに磔はりつけの 価値観かちかんは血ちの涙なみだを流ながす 消費しょうひが美徳びとくの人間にんげんが こぞって石いしを投なげつけるから
金かねにもならない絵えをかいた 絵描えかきは筆ふでをへし折おられて 見栄みえっ張ぱりで満員まんいんの電車でんしゃが 走はしる高架下こうかしたで暮くらしている
喜怒哀楽きどあいらくをカテゴライズ 人ひとに合あわせて歌うたが出来できて 悲かなしい時ときはこの歌うたを 寂さびしい奴やつはあの歌うたを
騙だまされねーと疑うたがい出だして 全部ぜんぶが怪あやしく見みえてきて 人ひとを信しんじられなくなったら 立派りっぱな病気びょうきにカテゴライズ
不健康ふけんこうな心こころが飢うえて 悲劇ひげきをもっと と叫さけんでいる 大義名分たいぎめいぶんが出来できた他人たにんが やましさも無なく断罪だんざいする
人殺ひとごろしと誰だれかの不倫ふりんと 宗教しゅうきょうと流行りゅうこうの店みせと いじめと夜9時よるくじのドラマと 戦争せんそうとヒットチャートと
誰だれもが転ころがる石いしなのに 皆みなが特別とくべつだと思おもうから 選えらばれなかった少年しょうねんは ナイフを握にぎり締しめて立たってた
匿名とくめいを決きめ込こむ駅前えきまえの 雑踏ざっとうが真まっ赤かに染そまったのは 夕焼ゆうやけ空ぞらが綺麗きれいだから つじつま合あわせに生うまれた僕等ぼくら
ふざけた歴史れきしのどん詰づまりで 僕等未ぼくらいまだにもがいている 結局何けっきょくなにも解わからずに 許ゆるすとか 許ゆるされないとか
死刑しけいになった犯罪者はんざいしゃも 聖者せいじゃの振ふりした悪人あくにんも 罪深つみぶかい君きみも僕ぼくも いつか土つちに還かえった時とき
その上うえに花はなが咲さくなら それだけで報むくわれる世界せかい そこで人ひとが愛あいし合あうなら それだけで価値かちのある世界せかい
だからせめて人ひとを愛あいして 一生いっしょうかけて愛あいしてよ このろくでもない世界せかいで つじつま合あわせに生うまれた僕等ぼくら
腹はらを空すかした熊くまが食たべて 猟師りょうしが熊くまの皮かわをはいで それを市場いちばで売うりさばいて 娘むすめの為ために買かった髪飾かみかざり
悪わるい人間にんげんがやってきて 全部奪ぜんぶうばってしまったのは 歴史れきしのちょうど真まん中辺なかあたり 神様かみさまも赤あかん坊ぼうの時代じだい
母親ははおやのこぼした涙なみだが 焼やけた匂においの土つちに染しみて それを太陽たいようが焦こがして 蒸発じょうはつして出来できた黒くろい雨雲あまぐも
その雲くもは海うみを越こえた砂漠さばくに 5ヶ月ごかげつぶりの雨あめを降ふらせた 雨水あまみずを飲のんで生いき延のびた詩人しじんが 祖国そくにに帰かえって歌うたった詩うた
それを口くちずさんだ子供達こどもたちが 前線ぜんせんに駆かり出だされる頃ころ 頭あたまを吹ふき飛とばされた少女しょうじょが 誰だれにも知しられず土つちに還かえる
そこに育そだった大おおきな木きが 切きり倒たおされて街まちが出来できて 黒くろい煙けむりが空そらに昇のぼる頃ころ 汚よごれた顔かおで僕等生ぼくらうまれた
善意ぜんいで殺ころされる人ひと 悪意あくいで飯めしにありつける人ひと 傍観ぼうかんして救すくわれた命いのち つじつま合あわせに生うまれた僕等ぼくら
高層こうそうビルに磔はりつけの 価値観かちかんは血ちの涙なみだを流ながす 消費しょうひが美徳びとくの人間にんげんが こぞって石いしを投なげつけるから
金かねにもならない絵えをかいた 絵描えかきは筆ふでをへし折おられて 見栄みえっ張ぱりで満員まんいんの電車でんしゃが 走はしる高架下こうかしたで暮くらしている
喜怒哀楽きどあいらくをカテゴライズ 人ひとに合あわせて歌うたが出来できて 悲かなしい時ときはこの歌うたを 寂さびしい奴やつはあの歌うたを
騙だまされねーと疑うたがい出だして 全部ぜんぶが怪あやしく見みえてきて 人ひとを信しんじられなくなったら 立派りっぱな病気びょうきにカテゴライズ
不健康ふけんこうな心こころが飢うえて 悲劇ひげきをもっと と叫さけんでいる 大義名分たいぎめいぶんが出来できた他人たにんが やましさも無なく断罪だんざいする
人殺ひとごろしと誰だれかの不倫ふりんと 宗教しゅうきょうと流行りゅうこうの店みせと いじめと夜9時よるくじのドラマと 戦争せんそうとヒットチャートと
誰だれもが転ころがる石いしなのに 皆みなが特別とくべつだと思おもうから 選えらばれなかった少年しょうねんは ナイフを握にぎり締しめて立たってた
匿名とくめいを決きめ込こむ駅前えきまえの 雑踏ざっとうが真まっ赤かに染そまったのは 夕焼ゆうやけ空ぞらが綺麗きれいだから つじつま合あわせに生うまれた僕等ぼくら
ふざけた歴史れきしのどん詰づまりで 僕等未ぼくらいまだにもがいている 結局何けっきょくなにも解わからずに 許ゆるすとか 許ゆるされないとか
死刑しけいになった犯罪者はんざいしゃも 聖者せいじゃの振ふりした悪人あくにんも 罪深つみぶかい君きみも僕ぼくも いつか土つちに還かえった時とき
その上うえに花はなが咲さくなら それだけで報むくわれる世界せかい そこで人ひとが愛あいし合あうなら それだけで価値かちのある世界せかい
だからせめて人ひとを愛あいして 一生いっしょうかけて愛あいしてよ このろくでもない世界せかいで つじつま合あわせに生うまれた僕等ぼくら