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ムックの歌詞一覧

タイトル 歌い出し

リブラ

利腕に現実をとり もう片腕に道徳をかざし 胸の奥に愛を灯して 頭の中で天秤にかける 鬱蒼としげる闇の中自分の影を隠すように

燈映

赤い空消えた 桃色のカゲボウシ 大切なものまたひとつ 失って気付くのかい

謡声(ウタゴエ)

儚く鳴き枯れゆく蝉時雨 殼を脱ぎ捨て刹那叫ぶ 押し花の四つ葉みたいに憂鬱な少年に ギラつく陽射しが語りかけた

どしゃぶりの勝者

なぁ 仕方ねぇよとくだをまく 雨のにおい 毛並みの悪いムクイヌが笑ってる 世界は窮屈だとか

五月雨

ある日、本心が降りてきて ずぶ濡れな僕に「つまらない」とこう言った それが聞こえなかった僕は 雨に打たれながらずっと傘を探し続けていた

流星

小さな花宿す枕木 平行に並ぶ錆びた線路 素足で歩いてく草原 ふと見上げれば月の無い星空 流星降り注ぐパノラマ

僕等の影

さよなら 頭を過ぎる 『またね』じゃなくて『さよなら』? 嫌だ

大嫌い2006

キライ あなたが大嫌いです ずっと知ってると思っていました

ガーベラ

想いは奥深く 詩に込めるもの むやみに吐き出せば 唯の音に下る

メディアの銃声

不幸な世界騒ぎたてる 午後二時のテレビニュース 遅い朝食ひとかじり 猫は一人 留守番

白日

体中の感覚が悲鳴をうたい 「もう終わりにしないか」と欲求する あの日の懐憶いつしか淡白く濁り 視界の中の詩人の詩 醜く歪む

朽木の塔

積み上げた 積み木の塔を 私の手でバラバラに殺しました 視界の全ては温度を失って 散らばった朽木こそが私でしょう。

誰も居ない家

重たい足取り 暗い帰り道 立ち並ぶ灯りと 夕食のにおい 首から重たくぶら下がった心の鍵

遺書

誰もわかっちゃくれやしない 今 僕が苦しみ生き続ける意味を もう何も欲しくない

未完の絵画

あらゆる感情が消えた この空しさは誰? ひきさかれた足元のツバサ 何度拾っても砂になり消えた 意識をつなぐ唯一の

濁空

純然たる理性主義は決して全てに平等を博せない ひからびた規約など とうに破り捨てられ塵と化した 改革を謳う政治家は本質が見えず 形ばかりにとらわれる無意味な演者

幻燈讃歌

夢を乞う人格よ くだらない幻想を讃えよう 途方に暮れる時間など 意味も意義さえもあるはずもなく 夢を求める人格に

暁闇

死にたくて 目を閉じた 僕の全て 無に還し 記憶から消えたいと眠れず考えていた

ガロ

ふと気が付けば飼い馴らされてた 繋がれ、牙は折られ、与えられて こんなのオレは望んじゃいねぇだろ? 何様がこの身縛る?

悲シミノ果テ

もう二度と 戻れないから 僕らは悲しくて泣いた 静寂、引き裂かれた夢と消えてったぬくもりよ

溺れる魚

僕はいつか 窒息するだろう 愛も夢も何もかも光も見えないから 呼吸するのも忘れて 泳ぎ疲れて