「雨やどり」の歌詞 さだまさし
1977/3/10 リリース- 文字サイズ
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この楽曲へのみんなの気持ち
それはまだ 私わたしが
神様かみさまを信しんじなかった頃ころ
九月くがつのとある木曜日もくようびに
雨あめが降ふりまして
こんな日ひに素敵すてきな彼かれが
現あらわれないかと
思おもった ところへ
あなたが 雨あまやどり
すいませんねと
笑わらうあなたの笑顔えがお
とても凛凛りりしくて
前歯まえばから右みぎに四本目よんほんめに
虫歯むしばがありまして
しかたがないので
買かったばかりの
スヌーピーのハンカチ
貸かしてあげたけど
傘かさの方ほうが
良よかったかしら
でも爽さわやかさが
とても素敵すてきだったので
そこは苦くるしい時ときだけの
神かみだのみ
もしも もしも
出来できることでしたれば
あの人ひとに
も一度逢いちどあわせて
ちょうだいませませ
ところが実じつに
偶然ぐうぜんというのは
恐おそろしいもので
今年ことしの初詣はつもうでに
私わたしの晴着はれぎのスソ
踏ふんづけて
あっこりゃまた
すいませんねと笑わらう
口元くちもとから虫歯むしばがキラリン
夢ゆめかと思おもって
ほっぺつねったら
痛いたかった
そんな馬鹿ばかげた
話はなしは 今いままで
聞きいたことがないと
ママも兄貴あにきも死しぬ程ほどに
笑わらいころげる奴やつらでして
それでも私わたしが突然とつぜん
口紅くちべになど
つけたものだから
おまえ大丈夫だいじょうぶかと
おでこに手てをあてた
本当ほんとうなら
つれて来きてみろという
リクエストにお応こたえして
五月ごがつのとある水曜日すいようびに
彼かれを呼よびまして
自信じしんたっぷりに
紹介しょうかいしたらば
彼かれの靴下くつしたに穴あながポカリン
あわてて おさえたけど
しっかり見みられた
でも爽さわやかさが
とても素敵すてきだわと
うけたので 彼かれが
気きをよくして急きゅうに
もしも もしも
出来できることでしたれば
この人ひとをお嫁よめさんに
ちょうだいませませ
その後あと 私わたし
気きを失うしなってたから
よくわからないけど
目めが覚さめたら
そういう話はなしがすっかり
出来できあがっていて
おめでとうって言いわれて
も一度いちど 気きを失うしなって
気きがついたら
あなたの腕うでに 雨あまやどり
神様かみさまを信しんじなかった頃ころ
九月くがつのとある木曜日もくようびに
雨あめが降ふりまして
こんな日ひに素敵すてきな彼かれが
現あらわれないかと
思おもった ところへ
あなたが 雨あまやどり
すいませんねと
笑わらうあなたの笑顔えがお
とても凛凛りりしくて
前歯まえばから右みぎに四本目よんほんめに
虫歯むしばがありまして
しかたがないので
買かったばかりの
スヌーピーのハンカチ
貸かしてあげたけど
傘かさの方ほうが
良よかったかしら
でも爽さわやかさが
とても素敵すてきだったので
そこは苦くるしい時ときだけの
神かみだのみ
もしも もしも
出来できることでしたれば
あの人ひとに
も一度逢いちどあわせて
ちょうだいませませ
ところが実じつに
偶然ぐうぜんというのは
恐おそろしいもので
今年ことしの初詣はつもうでに
私わたしの晴着はれぎのスソ
踏ふんづけて
あっこりゃまた
すいませんねと笑わらう
口元くちもとから虫歯むしばがキラリン
夢ゆめかと思おもって
ほっぺつねったら
痛いたかった
そんな馬鹿ばかげた
話はなしは 今いままで
聞きいたことがないと
ママも兄貴あにきも死しぬ程ほどに
笑わらいころげる奴やつらでして
それでも私わたしが突然とつぜん
口紅くちべになど
つけたものだから
おまえ大丈夫だいじょうぶかと
おでこに手てをあてた
本当ほんとうなら
つれて来きてみろという
リクエストにお応こたえして
五月ごがつのとある水曜日すいようびに
彼かれを呼よびまして
自信じしんたっぷりに
紹介しょうかいしたらば
彼かれの靴下くつしたに穴あながポカリン
あわてて おさえたけど
しっかり見みられた
でも爽さわやかさが
とても素敵すてきだわと
うけたので 彼かれが
気きをよくして急きゅうに
もしも もしも
出来できることでしたれば
この人ひとをお嫁よめさんに
ちょうだいませませ
その後あと 私わたし
気きを失うしなってたから
よくわからないけど
目めが覚さめたら
そういう話はなしがすっかり
出来できあがっていて
おめでとうって言いわれて
も一度いちど 気きを失うしなって
気きがついたら
あなたの腕うでに 雨あまやどり