「雨の西麻布」の歌詞 とんねるず

(マンボー)
(セリフ)
「こんばんわ
石橋いしばしです」
(セリフ)
「木梨きなしです」
「とんねるずです」
(セリフ)
「この曲きょくをいただいて
初はじめて演歌えんかの心こころを
知しりました」
(セリフ)
「この曲きょくに
賭かけてます」
二人ふたりの西麻布にしあざぶ
そして 女おんなは
濡ぬれたまま
そして 男おとこは
背中せなかを抱だいた
ずるい
ずるい
人ひとね
人ひとね
震ふるえる瞳ひとみが
小ちいさく恨うらんでた
“涙なみだお拭ふきよ”
“よして なぐさめ”
愛あいの終おわり
胸むねの痛いたみ 雨あめの西麻布にしあざぶ
だから 女おんなは俯うつむいて
だから
男おとこは無口むくちになった
馬鹿ばかな
馬鹿ばかな
俺おれさ
俺おれさ
車くるまのライトが
悲かなしいね
二人ふたりを照てらすだけ
(セリフ)
「怒おこってるのかい？」
「怒おこって
なんかいない」
(セリフ)
「君きみらしくないね」
「西麻布にしあざぶが
目めにしみただけ」
二人ふたりの西麻布にしあざぶ
そして女おんなは泣なき出だして
そして 男おとこは
コートを 掛かけた
遊あそび
遊あそび
なのね
なのね
左ひだりの肩かたまで
心こころを決きめていた
“いつか わかるさ”
“だめよ くちづけ”
罪つみな別わかれ 残のこる未練みれん
雨あめの西麻布にしあざぶ
だけど 女おんなは歩あるき出だす
だけど
男おとこは名前なまえを呼よんだ
ごめん
ごめん
なんて
なんて
都会とかいのノイズに
消けされてた 大人おとなの物語ものがたり
(セリフ)
「一人ひとりでも多おおくの方かたに
この曲きょくを聴きいて
いただこうと」
(セリフ)
「全国ぜんこくの銭湯せんとうを
キャンペーンで
まわっています」
(セリフ)
「背中せなかをながし
肌はだのふれあいを
大切たいせつにしてます」
(セリフ)
「根性こんじょうだったら
負まけません
紅白こうはくをねらいます」
うしろ向むくなよ！
そうね つらいわ
愛あいの出口でぐち
つのる想おもい 雨あめの西麻布にしあざぶ
そして 女おんなは一人ひとりきり
そして 男おとこは弱虫毛虫よわむしけむし
嘘うその
嘘うその
罰ばつさ
罰ばつさ
危あぶない心こころの綱渡つなわたり
大人おとなの物語ものがたり
双子ふたごのリリーズ