「部屋の片隅」の歌詞 中村中

終おわった恋こいなら 憶おぼえていないで
早はやく捨すてないと 何処どこかに残のこってしまう
貴方あなたの心こころに 次つぎに住すむ人ひとが
何なにかの拍子ひょうしに 誰だれかを見みつけてしまう

開あけちゃいけない引出ひきだしを
見みてみぬ振ふりじゃ 側そばに居いづらいじゃない

あぁ 貴方あなたの足あしを止とめる そんな荷物にもつ
捨すててしまえばいい
ねぇ 一緒いっしょに捨すてに行ゆこう そんな荷物にもつ
明日あした 土つちに埋うめよう

終おわった恋こいなら 忘わすれてしまおう
二人ふたりの思おもい出で 置おき去ざりになった手紙てがみ
貴方あなたの心こころに いつまでも同おなじ
誰だれかがいるから 貴方あなたのドアを叩たたけない

触ふれちゃいけない過去達かこたちが
むきだしのまま 風かぜに揺ゆれて沁しみてる

あぁ 貴方あなたの足あしを止とめる そんな荷物にもつ
捨すててしまえばいい
ねぇ 一緒いっしょに捨すてに行ゆこう そんな荷物にもつ
明日あした 海うみに流ながそう

あぁ 貴方あなたが捨すてられない そんな荷物にもつ
いつか 忘わすれるように
ねぇ 一緒いっしょに捨すてに行ゆこう そんな荷物にもつ
何なにもかもを 燃もやそう

いつか 忘わすれるように
全部ぜんぶ 全部ぜんぶ 燃もやそう