「情けなくって」の歌詞 久宝留理子

夕焼ゆうやけが空そらを 真まっ赤かに染そめてゆく時間じかん
何なんだか目めにしみる 今日きょうは

キレイなものを見みつけたら あなたにすぐに
教おしえたくなるのに

昨日仕事きのうしごとで いい事ことあって喜よろこぶあなた
「眠ねむい」とウソついて 投なげやりに電話でんわを切きった私わたし

情なさけなくって あなたに会あわす顔かおもない
愛あいしてるのに 優やさしくなれないなんて
つまらない毎日まいにちのせいで 心こころにもない
言葉ことばを言いってしまった

夜よるの空そら 月つきが眠ねむる街まちを照てらしている
何なにから始はじめればいいの

やりたい事ことが はっきりしてないからきっと
八やつ当あたりしてしまう

あなただけが やけに幸しあわせに見みえてしまう
一人ひとりきり ポツンと取とり残のこされてしまう気きがするの

情なさけなくって 鏡かがみに映うつす顔かおもない
いつも時間じかんを 持もて余あましてるせいね
私わたしの居場所いばしょ あなただけなんて 何なんだか
虚むなしすぎるよね

心乱こころみだれていると 言葉空回ことばからまわりする
意味いみのない自由じゆうを 行いったり来きたり
泳およいでいるだけね

情なさけなくって あなたに会あわす顔かおもない
愛あいしてるのに 優やさしくなれないなんて
しっかりしなきゃ 幸しあわせもそっぽ向むいてしまう
自分じぶんを見みつけなきゃ

情なさけなくって 鏡かがみに映うつす顔かおもない
いつも時間じかんを 持もて余あましてるせいね
私わたしの居場所いばしょ あなただけなんて 何なんだか
虚むなしすぎるよね