「First Friend」の歌詞 亜波根綾乃

First Friend 夕暮ゆうぐれ 数かぞえた帰かえり道みち
影絵模様かげえもようの 家並いえなみに包つつまれ
幼おさななじみのシルエット 大人おとなびて
広ひろい歩幅ほはばに 誘さそわれついて行いく

抜ぬけがらのキャンパス 誰だれかが吹ふいてたトランペット
初はじめての口くちづけの後あとの 静しずけさ盗ぬすんでいった
鉛筆えんぴつの匂におい染しみついた 学生服がくせいふくの肩かた

Time… あすなろの森もりの下した
（時ときを見みつめながら ゆれる季節きせつの）
Time… 想おもい出でが眠ねむる場所ばしょ
（遠とおい風かぜにふかれ 巡めぐる記憶きおくが）
Time… 恋こいしたら悲かなしくて
（時ときの流ながれ感かんじて なぜか心こころが）

First Friend 夕暮ゆうぐれ 振ふり向むく帰かえり道みち

背伸せのびして観みた 真夏まなつの外野席がいやせき
消きえる芝生しばふと 黄色きいろい歓声こえの中なか
ボール拾ひろいの 白しろい背番号せばんごう
補欠選手ほけつせんしゅの アナタがいじらしい

貨物列車かもつれっしゃが 星屑運ほしくずはこんでいった
千せんの夜よるがふたつの心こころ RIBBONで繋つないでいった
妹未満いもうとみまんに戻もどれない 鏡かがみのひとりごと

Time… 8月はちがつの砂すなの城しろ
（時ときを見みつめながら ゆれる季節きせつの）
Time… 満潮みちしおが消けした夢ゆめ
（遠とおい風かぜにふかれ 巡めぐる記憶きおくが）
Time… 恋こいしたら切せつなくて
（時ときの流ながれ感かんじて なぜか心こころが）

First Friend 無邪気むじゃきな あの日ひに帰かえりたい
First Friend 夕暮ゆうぐれ 振ふり向むく帰かえり道みち