「象 ～半ナマ～」の歌詞 天野月子

わたしはのんびりで
あなたはちょっとせっかちで
群衆ぐんしゅうの中逸なかはぐれて見みえなくなる
少すこしは立たち止どまり
雲くもの流ながれを見みればいいのに
息吐いきつく間まもなく駆かけ足あしで行いっちゃった

晴はれのち曇くもり 夕方ゆうがたからは雨あめ
雷伴かみなりともなう豪雨ごううになるでしょう
電光掲示板でんこうけいじばん 確認かくにんしたら
周回遅しゅうかいおくれのキスしよう

わたしはのんびりで
あなたはちょっとせっかちで
群衆ぐんしゅうの中逸なかはぐれて見失みうしなった
高架橋こうかきょうを潜くぐり
人混ひとごみの切きれた住宅地じゅうたくち
馴染なじみのコーヒーショップあなたを待まって3杯目さんばいめ

晴はれのち曇くもり 夕方ゆうがたからは雨あめ
雷伴かみなりともなう豪雨ごううになるでしょう
空そらが瞬またたいて 降ふりだす前まえに
周回遅しゅうかいおくれのキスしよう

もうすぐ帰かえろうかな
お探さがしのアイテムは
見みつけたかな まだダメかな
じだんだを踏ふんでた
踵かかとが痛いたかった
ドシン ドシン ドシン ドシン ドシン ドシン

晴はれのち曇くもり 夕方ゆうがたからは雨あめ
雷伴かみなりともなう豪雨ごううになるでしょう
電光掲示板でんこうけいじばん 確認かくにんしたら
わたしに似合にあう傘かさを買かってきて

今頃いまごろあなたは 地響じひびきを感かんじ
慌あわてふためいて迎むかえに来くる途中とちゅう
空そらが瞬またたいて 降ふり出だす前まえに
周回遅しゅうかいおくれのキスしよう

周回遅しゅうかいおくれのキスしよう