「かわず」の歌詞 鴉

歩道橋ほどうきょうの途中とちゅう おもちゃの町見下まちみおろす
答こたえを出だしたら止とまってくれますか?
そんな自分じぶんをビルの窓まどから覗のぞいてる
同おなじような思おもい いるのかな

真綿まわたの世界せかいで自惚うぬぼれて
すべて知しり得えた顔かおで
落おちる強つよさはないけれど
持もち合あわせてないけれど

どうすればいい?

五臓六腑歌ごぞうろっぷうたえば 何なにかが変かわるような
そんな気きがしている 今いまでも ずっと先さきも
理由りゆうをそぎ落おとせば 自由じゆうが見みえるような
そんな気きがしている 今いまでも いつまでも
井いの中なかを生いきたい

何不自由なにふじゆうなく生いきてしまったのさ
昔話むかしばなしも花はなにならない
何不自由なにふじゆうなく生いきてしまったのさ
欲ほしいものさえも分わからない

この自由じゆうと引ひき換かえに
空気くうきが読よめるらしい
そしたら誰だれか救すくえるかな

もうすでに誰だれかが読よんで死しんでしまった

五臓六腑歌ごぞうろっぷうたえば 何なにかが変かわるような
そんな気きがしている 今いまでも ずっと先さきも
理想りそうを描えがく場所ばしょは 現実げんじつでしかないと
そんな答こたえを聞きいた
今いまでも そこで もがいてはいないかい?

五臓六腑歌ごぞうろっぷうたえば すべてが変かわるような
そんな気きがしている 今いまでも どうか先さきも
そんな目めで見上みあげる 行ゆけそうな丸まるい空そら

井いの中なかを生いきたい