「季節外れ」の歌詞 鴉

この空そらも この僕ぼくも 誰だれかの景色けしきさ
届とどかなくとも 触ふれなくとも 道みちは連つれてゆく

ここが日曜日にちようび 胸むねの奥底おくそこを泳およぐ 秘密ひみつのメロディ
その誘惑ゆうわくには勝かてない気きがして 窓まどを眺ながめた

季節外きせつはずれの部屋へや わたしは一人ひとり
止とまった時計とけいのような心こころをうたうよ
季節流きせつながれ何処どこへ行いったのだろうか
止とまった時計とけいのようなわたしを置おいていかないで

この歌うた この僕ぼく 誰だれかの景色けしきでしかない
間違まちがいでも構かまわないから
「どんな色いろしてますか?」

明日あした 日曜日にちようび 全すべてに鍵かぎをかけられ 歪いびつな安堵あんどを
そんな取引とりひきに応こたえるものかと 窓まどを眺ながめて

季節外きせつはずれの部屋へや わたしは一人ひとり
もういないはずなのに 問といかけないで

季節外きせつはずれの部屋へや わたしは一人ひとり
止とまった時計とけいのような心こころをうたうよ
季節流きせつながれどこへいったのだろうか
止とまった時計とけいのようなわたしを置おいていかないで