「弧ノ儘」の歌詞 鴉

最初さいしょの悲かなしみを捨すてられず君きみがいて
最初さいしょの輝かがやきを捨すてられず僕ぼくがいる

密ひそやかに・・・弧こを描えがくように繰くり返かえす・・・
世界せかいが変かわり続つづけても
泣なかないで・・・君きみをあやすこともできず・・・
どうすればいい?

このままじゃいられない 君きみに会あいに行いかなきゃ
足あしをとる・・・自分じぶんとの約束やくそくが足あしをとる
このままじゃいられない 振ふり向むいて走はしり出だす
どうかまだ花開はなひらくことのない傷跡きずあとで

最後さいごの悲かなしみを忘わすれずに君きみがいて
最後忘さいごわすれようともがいてる僕ぼくがいる

真夜中まよなかに・・・息いきを切きらしドアを目指めざす・・・
世界せかいが変かわり始はじめてる
行いかないで・・・部屋へやの中なかに残のこしてきた僕ぼくの声こえが

「このままじゃいられない」 そう一人呟ひとりつぶやいて
サヨナラは弧こを描えがく約束やくそくに・・・

今思いまおもえば君きみが先さきに変かわってくれたんだ

このままじゃいられない 君きみに会あいに行いかなきゃ
手てをとったあの日ひから始はじまっていたことさ
このままじゃいられない うなだれて目めを閉とじる
どうかまだ その場所ばしょに続つづいていますように