「落し穴」の歌詞 鴉

また落おちてしまったのかい?
いつぞやに似にた落おとし穴あな
期待きたいを混まぜた確信かくしんは
ただの過信かしんでしかなかった

大体だいたいの予想よそうはついていたんだろう
そんなに成長せいちょうは感かんじてないから
「大概たいがいは妄想もうそうに閉とじ込こめておいで」と
過去かこは嘆なげくけど

振ふり向むかないで
めぐりめぐる過あやまちも 頑かたくなに踏ふみつけた 君きみの足跡あしあとで
めぐりめぐる日常にちじょうと重かさなれば その姿すがた 厚あつみを帯おびることだろう

やがてほとぼりが覚さめれば
ふさがれていく落おとし穴あな
わずかに余あまる楽天らくてんは
糧かてとなり そして罠わなとなり

散々さんざんな光景こうけいがついてまわっても
本当ほんとうは成長せいちょうを感かんじてたいから
「大丈夫だいじょうぶ、反省はんせいに閉とじ込こめておいで」と
聞きこえてくるけど

振ふり向むかないで
めぐりめぐる栄光えいこうも 限界げんかいに訪おとずれる 息継いきつぎ地点ちてんで
計はかり知しれぬ日常にちじょうと 頷うなずけば その姿すがた 這はい上あがり続つづけるだろう

「また落おちてしまうのかい?」