「EVE」の歌詞 Angelo

木漏こもれ日射びさすこの場所ばしょで 君きみが眠ねむりについた
まるで束つかの間ま 身体からだを休やすめるように そっと

暖あたたかな風かぜが吹ふいて 黄砂こうさは天てんを目指めざす
姿消すがたけす面影おもかげは 意識いしきに舞まい降おりていく

声こえをあげて この手てに触ふれて 小ちいさく頷うなずくだけでいい
焼やけるような 光ひかりに揺ゆれて さまよう陽炎かげろう
だから少すこしだけ 頬笑ほほえみかけて 優やさしく寄より添そうだけでいい
踏ふみ入いれていく 世界せかいは今いまも そこにあるのなら

耳鳴みみなりは止とまらぬまま 外そとへと歩あるき出だした
まるで束つかの間ま 悪夢あくむを見みていたのかのように

冷つめたい風かぜが吹ふいて 辺あたりを見渡みわたすけれど
滲にじみゆく面影おもかげは 意識いしきから消きえ去さって

声こえをあげて この手てに触ふれて 小ちいさく頷うなずくだけでいい
焼やけるような 光ひかりに揺ゆれて さまよう陽炎かげろう
だから少すこしだけ 頬笑ほほえみかけて 優やさしく寄より添そうだけでいい
踏ふみ入いれていく 世界せかいは今いまも そこにあるのなら

無数むすうに散ちりばめていく かけがえのない傷跡きずあと
遥はるか彼方かなた 花埋はなうめ尽つくす 君きみの元もとへと

声こえをあげて この手てに触ふれて 許ゆるしを与あたえるだけでいい
溢あふれ出だした 光ひかりに消きえる いつかの陽炎かげろう
だから少すこしだけ 頬笑ほほえみかけて 静しずかに指差ゆびさすだけでいい
踏ふみ入いれていく 世界せかいに何なにを 描えがけばいいのかを